iPhone 16eが初TOP3入り、アップルのシェアは7割に迫る、25年3月のスマートフォン市場
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　2025年3月のスマートフォン シリーズ別販売台数ランキングで、「iPhone 16e」がTOP3に入った。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から25年3月のスマートフォン市場を振り返る。


　「iPhone 16e」は、アップルが2月28日に発売した「iPhone 16」の廉価モデル。2月は集計期間が1日しかなかったが、月間ランキングは33位で、3月に入って大きく順位を伸ばした。
　そのほか、アップル製品は「iPhone 15」が1位を、「iPhone 16」が2位を獲得。同社のTOP3独占は24年9月から7か月連続となる。
　新機種の登場や従来製品の好調は、アップルのシェア増に貢献。3月のシェアは22年4月以降で最高の67.6％に達した。
　5位にはSAMSUNGの新機種「Galaxy A25 5G」がランクイン。2月27日発売だったため発売月の順位は低かった。同社の製品が月間TOP5入りするのは直近1年で初めて。
　「Galaxy A25 5G」の好調な売れ行きは、SAMSUNGのメーカー別販売台数シェアを前月から3ポイント以上押し上げた。3月の同社のシェアは6.6％で、シャープを逆転して過去3年で初めての2位となった。
　3月のスマートフォン市場は、新生活需要で1年間の中で大きく盛り上がる。
今年は特に伸びが大きく、前年同月比で129.7％と2ケタ増を記録。過去3年で最も高い販売台数となった。
　足元では好調な市場だが、米国による関税政策が端末価格に影響を与える可能性もあり、今後の行く先に影を落とす。メーカー各社の動向について注視する必要があるだろう。
■BCN総研・筧采斗（かけい さいと）
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