テックウェイは、ホテル業界向けに特化した次世代型教育ソリューション「hoteliyell AIホテルアカデミー」を8月1日から正式に提供開始する。同システムは、教育コスト50%削減、研修期間37%短縮を実現する新たなサービスで、ホテル業界が直面する人材育成・多言語対応・離職率の課題を解決する。


●教育コスト50%削減、研修期間37%短縮を実現する
 「hoteliyell AIホテルアカデミー」は、ホテル現場のリアルな課題を根本から解決する、AIアバターによる実践型ホテル研修ソリューション。新人や外国人スタッフが即戦力となるスキルを、いつでもどこでも、ホテル業務に即した形で習得することができる。導入によって教育の属人化を排除し、スタッフが定着する人材育成を実現する。
 同サービスの大きな特徴は、科学的根拠に基づいた独自の7ステップ学習メソッドにある。従来のいきなり実践型研修では多くのスタッフが挫折・離脱するのに対し、このメソッドでは段階的なアプローチでスタッフの成長と定着を促進する。
 第1ステップ「動機づけ(3分)」では、「学ぶ意味」を理解し、モチベーション維持率95%を実現。学びの目的と価値を明確に提示することで、学習効果を最大化する。
 第2ステップ「基礎学習」では、体系化された知識をインプットすることで、接客の本質と業務の全体像を把握。AIによる最適な情報提供で効率的に学習する。
 第3ステップ「理解度確認」では、AIが学習の定着度を自動測定し、理解が不十分な部分を特定。補強学習を自動提案する。理解度が従来比2.5倍向上する。

 第4ステップ「模範ロールプレイ」では、30種類のAIペルソナによる模範接客を観察し、理想的な対応のイメージを構築。視覚的学習で記憶定着率が向上する。
 第5ステップ「顧客視点でロールプレイ」では、Unity 3Dで実現する「顧客体験」により、共感力を大幅に向上。サービスを受ける側の気持ちを理解し、質の高い接客につなげる。
 第6ステップ「実践練習ロールプレイ」では、AIペルソナとの対話形式でロールプレイングを行う。100種類以上の接客シナリオで様々な状況に対応できる実践力を養成する。
 第7ステップ「振り返り・定着(5分)」では、学びを「使える知識」に変換する振り返りを行う。AIがパーソナライズしたフィードバックを提供し、3カ月後の実践率92%を実現する。
 同サービスを推薦する品川プリンスホテル元調理部長/大江戸温泉物語 最高料理顧問の高階孝晴氏は、「私は『朝から幸せを感じる料理』をテーマにレストラン運営を続けているが、その裏にあるのは“スタッフが安心して働ける環境づくり”。このシステムが全国の現場を支え、働く人にも、訪れる人にも幸せを届ける土台になることを心から期待している」とコメントしている。
 利用料金は、12月末までのローンチ記念特別価格で月額3000円/人(10人単位から利用可能)。
 同社では、今後3年間で1000施設への導入を目指し、ホテル業界だけでなく観光・小売・医療分野への展開を推進していく。
国内のみならずアジア全域での導入も計画中で、市場規模は500億円超を見込んでいる。
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