2025年7月に話題になったクレジット/プリペイドカード関連のトピックスを紹介する。

●2026年春から東京メトロが後払いタッチ乗車サービス開始へ
 東京メトロは、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し、タッチ決済対応のクレジット/デビット/プリペイドカードや同カードを設定したスマートフォンなどの「タッチ決済」による後払い乗車サービスを2026年春に開始すると発表した。
対象は東京メトロ全線。
 企画乗車券(東京メトロ24時間券)ではすでにタッチ決済・コード表示に対応しているが、範囲を拡大し、国内外のユーザーの利便性を高める。サービスの開始日と詳細は、決まり次第あらためて案内する。なお、25年6月現在、東京メトロ線内の対応自動改札機の設置駅数は、全180駅中104駅に達している。
 キャッシュレス決済機能搭載スマートリング「EVERING」は、7月28日から、全国のドコモショップ(一部店舗)でも取り扱いがスタートした。auショップでは4月11日から取り扱いを開始しており、購入可能店舗がさらに拡大する。
 また、5月28日に、利用額に応じてJR西日本グループの共通ポイント「WESTERポイント」がたまる決済サービス「Wesmo!」を開始したJR西日本は、JCBとともに「8月はWesmo!でサンドラッグをご贔屓に!!ウェスモ・バリューフェア」を開催している。
 キャンペーンの対象店舗は、「Wesmo!」が利用可能な全国のサンドラッグ・ドラッグトップスの店舗。対象店舗には店頭POPなどを掲出する。
 ビザ・ワールドワイドは、7月10日から9月30日まで、石川県内の一部の対象店舗で「Visa 能登のために、タッチ」キャンペーンを開催している。「Visa割」の仕組みを活用し、「Visa割」に登録した登録済みのVisaカードをタッチ決済で利用すると1カードにつき1000円を上限に利用額の15%をキャッシュバックするとともに、キャッシュバックした総額と同額をVisaが石川県に寄付する。
 8月29日まで「大阪限定 Visaのタッチ決済キャッシュバックキャンペーン第7弾」も実施中。
東京メトロをはじめとする各社の取り組みから、手軽さ・お得さの二つの観点から「タッチ決済」は今後ますます普及が進みそうだ。
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