●VRにさらに触覚をプラス! オブジェクトの手触りまで感じられる新たなデバイス
VR触覚コントローラーとは、VR空間における手触りなどの触感を表現できるデバイス。さまざまな振動パターンを発生させられる独自の触覚素子を指先に設置することで、VR空間内でオブジェクトの「手触り」を表現できる。同社の新規事業創出制度「SHARP 01 PROGRAM」で、製品化に向けた開発を進めているところだ。暫定的なターゲット価格は両手セットで10万円を想定している。
VRをプレイしているときに、オブジェクトに触れないといったもどかしさを解決する新たなデバイスとして期待が集まっている。シャープのX公式アカウント(@SHARP_JP)によれば、第1期の募集が一部で好評だったため、第2期の募集を開始したとのこと。
製品は、指先の触覚素子により、面内での多彩な振動パターンを生み出し、手触りの違いを体感できる構造。指の皮膚表面上に触覚を感じられる。やわらかい、かたいといった力学フィードバックや温かい、冷たいなどの温度フィードバックは非搭載とされているが、今後は、専用ソフトや一般的な画像編集ソフトを使って、オリジナルの触覚データを作成可能にすることも見込んでいる。
さらに、同製品は標準コントローラーとしての使用も想定。スティックやボタンも設けられ、移動やジャンプなどのゲーム内の標準的な操作にも対応する。着脱を容易にし、キーボード操作への切り替えなどもスムーズに行えるよう開発を進める。
なお、特設ページの説明によると、現状では、現実の触覚を再現したというレベルではないとのこと。ただし、パラメーターの変更により、さまざまな手触り感を実現できており、ユーザーと共にコンテンツの質向上に努めていきたいとしている。具体的な手触り感については、購入前にサンプルを用意し、体験できるような取り組みを行う。
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