全国の家電量販店やECショップのPOSデータをもとに集計したデータベースで、いま売れているデジタル家電が正確に分かる「BCNランキング」では、毎年7月に上半期に最も売れたメーカーをデジタル家電の部門ごとに発表している。年間販売数No.1企業を称える「BCN AWARD 2025」(25年1~12月集計値)の中間発表でもある。
「ワイヤレスヘッドホン」部門で25年上半期(25年1~6月)を制したNo.1メーカーのソニーマーケティングに、上半期の振り返りと今後の意気込みを聞いた。

●「WH-1000XM6」がNo.1の決め手
 BCNランキングのワイヤレスヘッドホン部門と携帯オーディオ部門で上半期No.1を獲得したソニーマーケティング。
 ワイヤレスヘッドホンについて上半期を振り返った感想は、「25年5月にワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット『WH-1000XM6』を発売しました。著名なサウンドエンジニアとの共創によるチューニング、常に最適なノイズキャンセリングの提供などアーティストの意図した音をありのままに届ける高音質を実現した製品となっており、大変ご好評いただいております」という。
●イチ推し製品で臨場感を追求
 下半期に向けたイチ推し製品については、ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセットのWH-1000XM6となる。
 WH-1000XM6は、前機種からさらに進化した高音質・ノイズキャンセリング性能に加え、「360 Upmix for Cinema」を新たに搭載。ソニー独自のリアルタイム信号処理によって、ステレオ音源をまるで映画館で聴いているような臨場感のある立体的な音場へ変換する。推しのポイントについて、「スマホやタブレットで見る映画や動画をより迫力のあるサウンドで楽しめます」という。
●高音質技術をふんだんに搭載
 なお、同社は「携帯オーディオ」部門でもNo.1を獲得している。上半期を振り返って、「ウォークマン『A300』シリーズ、『ZX』シリーズを中心に、より高音質で音楽を楽しみたい音楽愛好家の方々に、音楽専用機として引き続き高い支持を得ています」としている。
 下半期に向けたウォークマンのイチ推し製品は「NW-ZX707」。NW-ZX707は、フラッグシップの高音質技術をふんだんに搭載。
「目の前で生演奏を聴いているかのようなリアルさと臨場感を楽しむことができます」とのことだ。

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