●帰省のタイミングで実家の防犯を見直そう
調査対象者に、実家(一軒家)の防犯について不安を感じるかを尋ねたところ、「とても感じている」と「やや感じている」を合わせた割合は59.7%を占めた。
年代別でみると、20~30代では「あまり感じていない」が4割超となる一方、40~50代では「やや感じている」が約5割を占め、親の年齢が上がるにつれて防犯面への意識が高まる傾向がみられる。
実家(一軒家)の防犯について、「あまり不安を感じない」または「まったく不安を感じていない」と答えた人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「近所付き合いがあるから」(38.5%)がもっとも多く、「田舎で地域の治安がよいから」(32.9%)、「常に家に人がいるから」(30.7%)がそれに続いた。
実家で起こる可能性のある防犯被害として、具体的にどのようなことに不安を感じているかを尋ねたところ(複数回答)、「空き巣」(75.9%)が最多となり、以下「強盗」(62.8%)、「詐欺電話」(61.9%)が続いている。
年代別でみると、20~40代では「空き巣」がもっとも多かったが、50代では「詐欺電話」が最多となった。
実家で暮らす家族が、防犯面でもっとも心配していることは何だと思うかを尋ねた質問では、「強盗」(23.6%)、「空き巣」(22.1%)と侵入型の犯罪が上位を占めている。一方で、「何を心配しているかわからない」(19.3%)という回答もみられ、とりわけ20代では32.3%と多かった。
現在、実家で実施している防犯対策としては(複数回答)、「近所付き合い」(40.6%)がもっとも多く、「施錠管理」(38.1%)がそれに続いている。
現在、実家で使用しているインターホンのタイプを尋ねたところ、「カメラ付き」(54.4%)が半数超で最多となる一方、顔の見えない呼び出し仕様のインターホンである「ブザーのみ」が29.5%を占めた。
年代別でみると、50代では「ブザーのみ」(35.8%)が他の世代と比較してもっとも多い。
現在、実家で使用している電話機に、迷惑電話防止機能が搭載されているかを尋ねた質問では、「ついてない」が35.8%に達している。
過去3年間に、実家の親が詐欺被害に遭った、または遭いそうになった「ヒヤリ体験」があるかを尋ねたところ、「ある」という回答が23.4%に達した。
年代別でみると、20代と40代がどちらも実家の親が詐欺被害に遭った、または遭いそうになった経験が25.8%で、他の年代よりも多い。
実家で暮らす家族に勧めたい防犯対策商品を尋ねた質問(複数回答)では、「防犯カメラ」(37.1%)が最多となり、以下「センサーライト」(23.4%)、「カメラ付きインターホン」(21.6%)が続いている。一方で、「特にない」(32.8%)という回答も一定数みられた。
年代別でみると、「特にない」という回答は、20代でもっとも多い。
帰省のタイミングで、実家に暮らす家族と「防犯」について話し合いたいと思うかを尋ねたところ、「とても思う」と「やや思う」を合わせた割合が59.8%を占めた。
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