全国の家電量販店やECショップのPOSデータをもとに集計したデータベースで、いま売れているデジタル家電が正確に分かる「BCNランキング」では、毎年7月に上半期に最も売れたメーカーをデジタル家電の部門ごとに発表している。年間販売数No.1企業を称える「BCN AWARD 2026」(25年1~12月集計値)の中間発表でもある。
「有機ELテレビ」をはじめとする3部門で25年上半期(25年1~6月)No.1を獲得したシャープに、上半期の振り返りと今後の意気込みを聞いた。

●「ホームルーター」「有機ELテレビ」「デジタルチューナー」の3部門を制す
 「BCNランキング」の「ホームルーター」部門ではシェア45.4%を占め、上半期No.1を獲得したシャープ。競合の多い「有機ELテレビ」部門ではシェアは34.4%にとどまったが、「デジタルチューナー」は半数を超える62.1%を占めた。
 上半期の振り返りをたずねると、「home 5G HR02は、2023年3月の発売以来、引き続きご好評をいただいており、大変有難く感じております」とコメントを寄せた。
●イチ推し製品は「home 5G HR02」
 下半期に向けたイチ推し製品としては、「home 5G HR02」を挙げた。
 「コンセントにつなぐだけの簡単設置で、自宅にWi-Fi環境が構築できます。本体の4つの側面に5G用のアンテナを配置し、基地局からの5G電波が強いアンテナを自動で判別するので、安定した5G通信が可能です」とのこと。便利なホームルーターの選択肢の一つとして、「home 5G HR02」の好調は続きそうだ。
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