【今週のニュースダイジェスト】 8月15~21日の期間、「BCN+R」で注目を集めたのは、健康保険証と資格確認書について取り上げた記事だった。「巨大室内遊園地」を紹介した記事も読者の興味を引いた。
「西武鉄道とJR東日本の直通運転」「ぼったくり被害」「iPhoneのマイナンバーカード」がテーマの記事も関心が高かった。

●暫定的な運用が1年延長
【家電コンサルのお得な話・262】 60歳を過ぎると、若い頃には縁遠かった病院に、いつの間にか足を運ぶ回数が増えてくる。そんなときに欠かせないのが健康保険証であり、今さらながら、そのありがたみを実感している。そして今、健康保険証のあり方が大きく変わろうとしている。
 資格確認書は、本来、マイナ保険証を持たない人などに申請不要で交付されるものであったが、暫定的運用として、マイナ保険証の有無にかかわらず、対象者全員に申請不要の「プッシュ型」で交付・郵送する暫定的な運用を行うことになった。さらに、マイナ保険証を基本とする制度への移行を円滑に進め、現場の混乱を避けるため、厚生労働省はこの暫定的運用を1年間延長し、2026年7月31日まで延長することを決めた。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)
●「巨大室内遊園地」が宇都宮にオープン
 ユーエスマートは、室内遊び場「キッズランドUS 栃木宇都宮店」を豊郷台ショッピングセンターミュゼ(栃木県宇都宮市)の2階で8月8日にオープンした。
 キッズランドUS 栃木宇都宮店は、約420坪の園内に惑星のようなエアー遊具にボールシャワーなど楽しい仕掛けが盛りだくさんの「ボールプール」が設置されているほか、コース内のドライブを楽しめるカートコーナーや、シュールな魅力の1人用観覧車、パンダのメリーゴーラウンドといった楽しい乗りものが集結している。
●初の直通運転!?
 6月9日、西武鉄道の池袋線とJR東日本の武蔵野線が既設の連絡線を活用し、2028年度をめどに直通運転を検討していると報じられ、インターネット上では、鉄道ファンを中心に大いに話題となった。
 西武鉄道の親会社である西武ホールディングス(西武HD)とJR東日本は20年12月に包括的提携を結び、これまでさまざまな取り組みを実施してきた。両社に東急電鉄、小田急電鉄を加えたコンソーシアム「JTOS」でもさまざまな取り組みを実施しており、JTOS第5弾となる、NearMe(ニアミー)と連携した終電後向けシェア乗りサービス「ミッドナイトシャトル」は西武池袋駅発と三鷹駅発の2駅で実証実験を実施中だ。
●「ぼったくり被害」への対策
 SAFELYは、同社の運営する「水道修理のセーフリー」が、水道修理において「ぼったくり被害」に遭ってしまった人を対象に実施したインタビューを通じた、悪質業者による巧妙な手口の調査結果に基づいて、被害に遭わないための対策を解説している。

 水道修理のセーフリーでは以下のようなチェックポイントを提案している。
○安すぎる価格表示をうのみにしない
○実際に訪問する業者の身元を事前確認
○見積書は明細付きで提示を求める
○即決・異常な値引きには乗らない
○作業前後は写真・動画で記録を残す
○現金払いのみの業者は避ける
○正式な領収書を必ず受け取る
●「対面確認」に使えるように
 デジタル庁は、事業者や自治体向けに提供している「マイナンバーカード対面確認アプリ」iPhone版において、予告していた「iPhoneのマイナンバーカード」の確認機能の提供を開始した。
 この機能を利用すると、例えば、自治体の窓口での本人確認や、イベント、居酒屋での年齢確認などのシーンにおいて、「マイナンバーカード対面確認アプリ」をダウンロードしたiPhoneと、利用者のiPhoneを近づけるだけで、氏名や年齢などの本人情報を確認できる。
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