BarrierCrackは8月28日に、ALSOKの新たなセキュリティーサービス「ALSOK 物理ペネトレーションテスト」における、技術協力を実施していることを発表した。

●物理セキュリティーとサイバーセキュリティーの両面から顧客を支援
 「ALSOK 物理ペネトレーションテスト」では、「攻撃者の視点」で行うBarrierCrackの物理ペネトレーションテストに、ALSOKが長年にわたって培ってきた「守りの視点」の知見・ノウハウを組み合わせることによって、物理セキュリティーとサイバーセキュリティーの両面から顧客のセキュリティーレベル向上を強力に支援する。

 近年、海外の金融機関では、サイバー犯罪者がビジネス拠点に物理的に侵入して、持ち込んだ機器を用いて内部ネットワークに侵入したとされる事例が発生したほか、金融庁発行のガイドラインの実施項目を具体化した金融情報システムセンター(FISC)の安全対策基準で「物理的なセキュリティーもテスト対象となりうる」と明記されたことを受けて、物理セキュリティー対策の重要性が改めて認知され始めている。
 BarrierCrackは、導入された物理セキュリティー対策の実際の有効性を、直接関わる人や運用の面からも評価できるサービスとして、物理ペネトレーションテストを提供してきた。
 同社の保有する物理・サイバーの侵入手法に関する実践的知見およびこれまでの実績が、ALSOKから高く評価されたことから、「ALSOK 物理ペネトレーションテスト」開発への参画に至ったという。
 今後も、BarrierCrackは「ALSOK 物理ペネトレーションテスト」の一部テストを受託する形で、継続的に技術協力していく。
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