もはや心房細動は身近な存在で、およそ100万人が心房細動の可能性があるそうです。筆者もApple Watchでそのリスクがみつかり、見つかってから2カ月ほどであえなく手術となりました。
Apple Watchで「心房細動」が見つかったらどうしたらよいのでしょうか?自分のケースをご紹介します。

●データを基に診療してくれる「スマートウォッチ外来」
 「スマートウォッチ外来」と呼ばれる循環器内科や心臓外科があることをご存じでしょうか? スマートウォッチ外来に対応している医療機関では、Apple Watchなどで心房細動のリスクが出たときのデータなどを参考にして診療してくれるので、とてもスムーズに対応してくれます。
 スマートウォッチ外来の医療機関を選ぶときは、Google マップのクチコミをチェックするのがオススメです。筆者の経験では、良いクチコミは正直あまり当てにならないことが多いです。
 実際にサクラのクチコミも多いし、レストランや居酒屋と違って病院に行って「良かった」とクチコミする人はあまり多くないかと・・・。悪いクチコミで、受付の態度などを書いてるのも見かけますが、病院は接客業ではないので、受付の態度よりも実際の医療行為に関するクチコミを参考にすることをオススメします。
●入院中を快適に過ごすマストアイテム!
 血管からカテーテルを挿入して行うアブレーション手術は、2泊3日~3泊4日の入院が必要です。あまり大がかりなアイテムを準備する必要はありませんが、病院で快適に過ごすためのオススメグッズを紹介します。
ピロースピーカーや寝ホン
 ピロースピーカーとは、枕の下に入れるスピーカーです。耳にイヤホンを装着しないで音楽を聴けるのでオススメです。ほとんど音が出ないとはいえ、若干の音漏れはするので個室のときに特にオススメです。
 個室ではなく大部屋の場合は、寝ホンがオススメです。
寝ホンは耳を下にしても耳が痛くならないイヤホンです。これなら音漏れの心配なく、周囲に迷惑をかけずに使えます。
eSIM
 最近の病院はWi-Fiを完備しているところが多いですが、やはり消灯時間の前後などは通信速度が遅くなりがちです。大容量のeSIMなどを準備しておくことをオススメします。
 ドコモを普段使っているならau系。auを使っているならばドコモ系のように、普段使っていないキャリアを使うことで、回線が混んでいるときや場所によって電波が届きづらい場合でも安心です。
NetflixやAmazon Prime Video
 すでにサブスクサービスに登録済みの方も、見たい動画を「ダウンロード」しておくことを強くオススメします。通信環境が悪いときでも、動画が途切れることなく視聴できます。YouTubeも入院中はYouTube Premiumにしておき、見たい動画を前もってダウンロードしておくことをオススメします。
タブレット端末orノートPC
 入院中にスマホを持って見続けるのは、なかなか疲れます。タブレット端末かノートPCが非常にオススメです。どちらも持ってなく、入手する予定もない方は、スマホスタンドだけでも用意しておくと快適さが違います。
タブレット端末の場合、タブレットスタンドを持っていくことも強くオススメします。
 なお、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」の8月におけるタブレット端末の販売台数シェア(8月1~31日集計値)は、1位がアップルの「11インチiPad Wi-Fi 128GB シルバー」、2位がアップルの「11インチiPad Wi-Fi 128GB ブルー」、3位がNECの「LAVIE Tab T10」となっています。
低反発枕
 最後に、小さな抱き枕などもオススメです。筆者は差し入れでもらったフワフワのクッションを使っていました。枕が合わないなと感じたときや、寂しさを埋めるときの心強い相棒になってくれました。(Jag Project,LLC代表・Jag Yamamoto)
■Profile
Jag Yamamoto(山本釈弘)
Jag Project,LLC代表。武蔵野美術大学デザイン情報学部 実践的社会論講師。オランダジャーナリスト協会会員。
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