マイナビは9月24日に、同社の運営する結婚準備情報サイト「マイナビウエディング」が、2024年7月~2025年6月の期間に結婚した、または結婚式を行った全国の20~49歳の男女を対象に実施した、「2025年 結婚・結婚式の実態調査」の結果を発表した。同調査は、7月25~31日の期間に行われ、2024年7月~2025年6月の期間に結婚した人1115名、同期間に結婚式を実施した人1000名から有効回答を得ている。


●挙げない理由は「他のことにお金をかけたかった」が43.0%で最多
 調査対象者のうち、2024年7月~2025年6月の期間に結婚した人に、結婚式を実施したかを尋ねたところ、「結婚式を行った・予定している」人は59.1%で、前年に行われた調査の結果(58.2%)とほぼ同様だった。一方で、「結婚式を挙げていない・挙げる予定はない」人は26.3%と、前年調査から4.6ポイント増加しており、とりわけ20代では結婚式を挙げる予定のない人の割合が、前年調査から5.6ポイント増の26.0%に達している。「写真のみ(実施済・検討中)」も前年調査から5.5ポイント減の14.6%となった。
 「結婚式を挙げていない・挙げる予定はない」と答えた人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「他のことにお金をかけたかった」(43.0%)が最多となっている。
 2024年7月~2025年6月の期間に結婚式を実施した人に、披露宴・ウエディングパーティーへの招待人数を尋ねたところ、平均は56.2人とほぼ横ばいで、招待人数別でみると「30~60人未満」は前年比3.3ポイント増の37.7%、「60~90人未満」は前年比3.7ポイント減の21.2%だった。
 同じく、2024年7月~2025年6月の期間に結婚式を実施した人に、結婚式を挙げると決めた理由を尋ねた質問(複数回答)では、「一生に一度しか経験できないものだから」(37.8%)がもっとも多く、「思い出に残したいから」(36.7%)がそれに続いている。前年調査で1位だった「家族・親族への親孝行」(31.5%)は、前年調査より8.9ポイント減少した。20代では、「主役になれる場だから」「本当に仲のよい友人たちに祝福されたいから」「思い出に残したいから」が前年と比較して増加するなど、結婚式を自己表現の場とすることや記憶に残すことなどに重きが置かれるようになっていることがうかがえる。
 同じく、2024年7月~2025年6月の期間に結婚式を実施した人に、ウエディングフォトを前撮り・後撮りしたかを尋ねたところ、前撮りを行った人(55.0%)、後撮りを行った人または検討している人(15.2%)、前撮りと後撮りの両方を行った人(12.9%)を合わせた割合は83.1%を占めた。前撮りと後撮りの両方を行った人は、前年調査と比較して、4.0ポイント増となっている。
 2024年7月~2025年6月の期間に結婚した人に、結婚の記念旅行へ行ったかを尋ねた質問では、「国内の結婚の記念旅行に行った」(34.4%)、「海外の結婚の記念旅行に行った」(19.7%)、「今後行く予定」(21.1%)を合わせた割合が、前年比11.8ポイント増の75.2%を占めた。結婚式を行った人のうち記念旅行に行った人は90.2%だった一方、結婚式を行っていない人では記念旅行に行った人は55.3%に留まっている。

【注目の記事】
令和の結婚式のご祝儀は「キャッシュレス派」が約6割に!
そんなロマンチックな由来が!? 新郎新婦の「立ち位置」が決まっている理由
北海道・青森は会費制、沖縄はご祝儀1万円? 地域の結婚式事情を比較してみた
埼玉・越谷に「1棟貸切」の新プライベート結婚式場が誕生、すべての女性を応援します
結婚式の新しいカタチ、幸せの連鎖を紡ぐ2泊3日の滞在型ウェディング
編集部おすすめ