ビジネスデイでは最近、YouTuberなどのインフルエンサー枠が設けられたことで、一般客がいないながらも、活気がある。また、前回から一部ホールが分かれたゲーミングハードウェアなどの出展でも、かなり混雑している箇所も見られ、前回と比較しても勢いを感じる。
本稿では、注目のゲーミングPC関連ブースを紹介していく。
●ゲーミングPC関連ブース
ゲーミングPCブランド「ガレリア」を展開するサードウェーブでは、つい先日発売されたゲーミングPCシリーズのXシリーズ、Fシリーズ、Sシリーズなどを展示し、各モデルを試遊できるブースを設けた。なお、Fシリーズはガレリア初となるピラーレスモデルで、PC内部を魅せる設置方法ができるのが魅力。一番の目玉はVTuberやプロeスポーツチームなどとのコラボレーションモデルを展開するGSLシリーズだ。にじさんじの人気VTuber葛葉さんとのコラボモデルをはじめ、未発売モデルが展示されている。一般公開日、ステージ上では、著名人やプロゲーマーを招いたイベントが行われる予定だ。
アイ・オー・データ機器のブースでは、同社のゲーミングモニター「GigaCrysta」シリーズを一挙に展示。まずは、リーズナブルかつ、画面表示が滑らかなモデルをラインアップ。
BenQブースでは、ゲーミングモニターの中でも「没入感」にフォーカスしたMOBIUZシリーズを展示。10月に発売される240Hz 26.5インチモニター「EX271UZ」、さらに240Hz 31.5インチの「EX321UZ」などを中心に試遊スペースを設けた。新製品では、ゲーム制作者側の意図をくみ取り「クリエイターとの橋渡し役」となるゲーミングモニターを目指したという。QD-OLEDパネルを生かした美しい映像表現はもちろんのこと、AIを活用して映像を最適化する「Smart Game Art」をはじめとした、BenQ独自の機能を展開し、ビビッドさを実現しながらも白飛びしない豊かな色彩表現を体感できる。
MSYの展開するGRAPHTブースでは、発売予定の配信向けマイクなど、最新製品を展示。注目は、ビジュアルにインパクトのある49インチスーパーウルトラワイドモニター「GR4924OEL-BK」。これほどの超ワイドサイズのモニターは珍しいようだが、他社と比較してコストパフォーマンスに優れるという。パネルは有機EL(QD-OLED)を採用しており、リフレッシュレートは240Hz。映像もしっかりとゲーミングモニターらしく滑らかで、色味も豊かだ。
●海外企業からの出展も多いTGS 今後の開催にも注目
TGS2025の出展企業数に注目してみると、国内企業523社に対して海外企業は615社。海外からも注目度が高いことがうかがえる。特に、NetEase Games(中国)の「無限大ANANTA」の試遊ブースは120分待ちとなるほどの人気ぶり。開催前、SNS上で、人気オープンワールドアクションゲーム「グランド・セフト・オート」のオマージュと思われる要素が話題となったのが影響したのだろうか。最近は、ヒットタイトルが海外から登場し、日本でも大きな人気を博すのもごく一般的。今後も海外企業の出展が増えてくるのか、注目したい(BCN・寺澤 克)。
【注目の記事】
ソニー 約3200円でUSB Type-C接続採用の有線イヤホン「IER-EX15C」を発売へ
小さくて丈夫 しかもパワフル アウトドアにもってこい BOSEのポータブルスピーカー「SoundLink Micro」に第2世代登場
人気集めるコンデジ 量販店にオススメ製品を聞いてみた エディオン横浜西口本店
サードウェーブ、ゲーミングPC「GALLERIA」シリーズ刷新で発表会
配信向けデバイス「Stream Deck Neo」と「Key Light Neo」に新色ブラックが登場