ダイキン工業は、電力を多く消費する起動時と、運転時間の約8割を占める安定運転時の省エネ性を高め、猛暑日の快適性も向上したルームエアコン「うるさらX(Rシリーズ)」を11月1日に発売する。新製品は、住宅のリビングで使われることが多い4.0kWクラス(14畳程度用)と5.6kWクラス(18畳程度用)の機種で業界トップクラスの省エネ性を実現している。


●外気温35℃以上で起動時に大風量で室温を下げる「猛暑時スピード気流」搭載
 気温の上昇が深刻化するなか、夏のエアコン使用時間は約2倍に増加している。エアコンの長時間使用が日常化し、電気代の上昇がこれまで以上に家計に影響を及ぼすことが見込まれ、「快適性」に加えてさらなる「省エネ性」の向上も求められている。
 今回の新製品では、室外機の熱交換器と圧縮機を改良することで機器性能を向上し、業界トップクラスの通年エネルギー消費効率(APF)を実現。さらに「プレミアムPIT制御」と「エコブースト制御」を搭載し、省エネ性と快適性を向上している。
 「プレミアムPIT制御」は、室温が設定温度に到達した後の安定運転時の消費電力を抑制する。例えば春や秋、夏場の夜間など室温と外気温の差が小さい場合や、断熱性能の高い住宅など、エアコンが長時間安定して運転する環境での省エネに貢献する。また、圧縮機がオン・オフする頻度を抑えることで室温変化の少ない快適な環境を維持する。「エコブースト制御」は消費電力の大きい起動時に、快適性を落とさず消費電力量を冷房時には最大5%、暖房時には最大8%削減する。
 さらに、気温が高い日の快適性を支える「室温パトロール」や「高外気タフネス冷房」に加えて、新たに外気温が35℃以上になるとエアコン起動時に室内の温度を大風量ですばやく下げる「猛暑時スピード気流」を搭載している。
 価格はオープン。実売想定価格は、6畳用(2.2kW)が29万円前後、8畳用(2.5kW)が31万円前後、10畳用(2.8kW)が33万円前後、12畳用(3.6kW)が35万円前後、14畳用(4.0kW)が36万円前後、18畳用(5.6kW)が39万円前後、20畳用(6.3kW)が42万円前後、23畳用(7.1kW)が44万円前後、26畳用(8.0kW)が46万円前後、29畳用(9.0kW)が49万円前後。すべて工事費は含んでいない。

【注目の記事】
家じゅうが学習スペースに! タンスのゲンが「一体型デスク&チェア」発売
空気清浄機のおすすめ製品と選び方を徹底解説 花粉の季節が来る前にしっかり準備しよう
電気代が気になるけど寒いのも嫌、おすすめの「パーソナル暖房」おしえて!
エアコンの安い時期っていつ? 買い替え時やおすすめ製品、故障の原因を徹底解説
編集部おすすめ