2025年9月に話題になったクレジット/プリペイドカード関連のトピックスを紹介する。

●三井住友カードは「モバイルオーダー」もお得に!
 三井住友カードは、同社が発行する対象カード向けの「対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!」サービスに、9月16日から「対象の飲食店でのモバイルオーダー」を追加した。

 具体的には、「マクドナルド」「モスバーガー・モスバーガー&カフェ」「ケンタッキーフライドチキン」「吉野家」「すき家」「スターバックス」のモバイルオーダーでも、「最大7%還元」の対象コンビニ・飲食チェーン同様、Vポイントで決済金額の7%を還元する。
 さらに「Vポイントアッププログラム」「家族プログラム」など他のプログラムと同時適用時、ポイント還元率は最大20%までアップする。三井住友カードの対象カード保有者は、各店舗でぜひモバイルオーダーを活用しよう。この特典追加を機に、モバイルオーダーサービス自体の普及にも弾みがつきそうだ。
 また、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行の口座保有者が発行可能な「りそなデビットカード(Visa)」は、9月4日からユーザーから要望の多かった「Apple Pay」への対応を開始した。
 「りそなグループアプリ」または「Apple Wallet」から設定すると、iPhoneやApple Watchでタッチ決済やオンライン決済ができるようになり、活用シーンが大幅に拡大した。ポイント還元率は月会費700円の「りそなデビットカード<プレミアム>」が2%、年会費無料の「りそなデビットカード」が0.5%。特にプレミアムは、口座から直接引き落とすデビットカードとして業界最高の還元率となる。
 10月1日には、三井住友カードが提供する総合交通アプリ「Pass Case(パスケース)」も「Apple Pay」に対応し、iPhoneやApple Watchの「Apple Pay」で交通事業者が提供する企画券の購入と利用が可能になった。
 あわせて同日から、これまで「Visaブランドのカード(現物)」のみだった対応ブランドを拡充。Mastercard/JCB/American Express/Diners Club/Discoverでの決済も可能となり(Diners Club/DiscoverはApple Payは対象外)、保有するカードを問わず、幅広く使えるようになった。
 このほか、東急カードは東急電鉄とともに、35歳以下の若者世代を対象としたお得なクレジットカード「のるるん×TOKYU CARD ClubQ JMB」を1万枚限定で10月1日から発行を開始した。

 東急線の乗車金額に対し一律3%のTOKYU POINTを加算する通常の乗車ポイントに加え、同カード保有者限定特典として、さらに10%のTOKYU POINTを上乗せする。基本+キャンペーンで合計最大13%は、関東大手民鉄最大の乗車ポイント加算率という。カード表面は、「東急線キャラクター のるるん」をあしらい、親しみやすいデザインに仕上げた。東急線に頻繁に乗る人なら、発行枚数・対象年齢限定の「のるるん×TOKYU CARD ClubQ JMB」はおすすめだ。
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