●人気アーティストの「サブスク解禁」続々 広がる音楽配信サービス
モバイル通信サービスの高速化・大容量化、スマホの高画質化に伴い、音楽配信サービスは若年層の間ですっかり定着したといえるでしょう。
Spotifyは、世界で6億9600万人以上が利用しているオーディオストリーミングサービス。今回のアップデートにより、無料版でもリスナーが自らアーティストページやプレイリストから好きな楽曲を直接選んで再生できるようになりました。
聴きたい楽曲を検索してすぐに再生することができない他の無料オーディオストリーミングと比較すると大きなメリットです。なお、引き続き、広告付きとなります。
さらに、共有リンクから直接再生することも可能になりました。好きな音楽を友人などにシェアして広めたいというニーズに応えるアップデートです。
●「Spotify Premium」も進化 より深く音楽を楽しめるように
有料プランのSpotify Premiumでは、9月10日からロスレス音質が利用できるようになりました。今回のロスレス機能では、最大24bit/44.1kHzのFLAC形式でストリーミングが可能。Spotifyで配信されているほぼすべての楽曲を、より細部まで鮮明に楽しむことができます。
まずは一部の市場から順次提供を開始し、利用可能になるとアプリで通知が届きます。
ただし、ロスレス音質は通常よりデータ容量が大きいため、モバイルデータ通信の環境ではなく、Wi-Fi・有線ヘッドホンやスピーカー、「Spotify Connect」のようなBluetooth以外の接続での再生が推奨されています。
Spotify初のスペシャルライブイベント「Spotify On Stage Tokyo 2025 -Year-End Special-」は東京ガーデンシアターで2025年12月12日に開催予定。Spotifyのトップリストやフラッグシッププレイリストを代表する楽曲をはじめ、今年を象徴する豪華なアーティストやクリエイターたちが集結します。
出演者は、10月8日現在、計5組を発表済み。12月の開催に向けて、今後、追加アーティストを発表予定です。チケットの一般発売は11月15日からです。
08年にサービスを開始したSpotifyは、現在、180以上の国と地域で計6億9600万人が利用する(うち約4割が有料会員)、「世界で最も人気のあるオーディオストリーミングサービス」を自称しています。
音楽配信サービスのメリットは、「いつでもどこでも気軽に最新の楽曲や過去の名曲を楽しめる(過去曲はサブスク配信を開始したアーティスト限定)」「再生履歴に基づくリコメンドやシャッフル再生による知らない楽曲やアーティストとの出会い」「クラシックやサウンドトラック(サントラ)などを含む大量の楽曲データベース」などです。
特に人気・有名アーティストのサブスク解禁、過去にヒットしたアニメ・映画などのサントラのサブスク解禁は、若年層にとどまらないユーザー層の拡大につながっているとみられています。
一度買ったらずっと手元に保存できるCDとは異なり、契約期間中は聞き放題となるサブスク型の音楽配信サービスや、楽曲を曲またはアルバム単位で購入するダウンロード配信は、アーティスト側の都合などで配信終了となり聴けなくなるリスクがありますが、スマホで音楽を聴く場合、CDより圧倒的に便利です。
まだCDにこだわっている人や各音楽配信サービスの無料プランに不満を感じている人は、より便利に、あるいは高品質で聴ける音楽配信サービスの有料プランを試してみてはいかがでしょうか?(ななしW)
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