●ユーザーに限定クーポンを配布
アミューズメント業界はこれまで、来店者情報をPOSのように把握する仕組みが乏しく、施策は都道府県別や会員ランク別などの粗いセグメントに限られており、一斉配信が月に1~2回程度にとどまり、顧客1人1人に最適化された施策が実現できていなかったことから、「データ活用が進まない領域」とされてきた。
GiGOアプリへのBraze導入は、スケーラビリティとリアルタイム性、外部データを含む柔軟なデータ連携を強みとしていることが決め手となっており、GiGOアプリで取得した顧客データとの組み合わせによって、顧客や店舗の状況に応じたリアルタイムコミュニケーションを展開している。
具体的には、店舗付近の天気予報と連携して、雨が降りそうな店舗のユーザーに限定クーポンを配布することで、来店率を6%向上した。あわせて、新店舗と同じ都道府県で「マイゲーセン」を登録しているユーザーに新店情報を通知することによって、新店への来店率を47%増加させている。さらに、来店ユーザーに近隣のグループ店舗(レモネード専門店「LEMONADE by Lemonica」など)で使えるクーポンをリアルタイムで配信し、グループ横断の「エンタメ経済圏」構築に向けた第一歩を実現した。
GENDA GiGO Entertainmentでは今後、ビーコンによる来店検知やクレーンゲームの成果連動メッセージといった、顧客行動に即した体験を強化するとともに、離脱防止やロイヤルティ強化を目的とした施策を展開していく。また、グループ横断の相互送客を促進して、エンタメ経済圏の形成を加速する。
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