あつまるカンパニーは10月15日、生成AI講座の市場の実態と教育分野での発展の可能性を分析したホワイトペーパー「生成AI教育市場インサイト2025 ― 成長するAI講座市場のリアル ―」を同社のサイトで公開した。

●15万件規模の全国調査から「生成AI講座」市場を読み解く
 レポートは、同社が運営する「あつまるAI研究所」チームが実施した全国15万件規模のアンケート調査を元に、生成AIへの関心度・活用実態・学習意欲を分析したもの。
教育事業者や企業研修担当者、EdTech関連事業者に向けて、データに基づいた戦略的な講座開発とマーケティングの指針を提示する。
 発表の背景には、生成AI技術が急速に普及する中で、教育市場では「AIを使いこなすスキル」を求める動きが拡大している。特にEdTech領域でAI活用講座や研修プログラムが急増。「リスキリング」や「学び直し」が新たな柱として注目されている。
 ホワイトペーパーでは、こうした潮流をデータから分析し、教育・研修事業者が次に取り組むべき方向性を具体的に示すことを目的とする。
 ホワイトペーパーの主なポイントは次の通り。
・関心層の約9割が「生成AIに興味あり」と回答し、市場への高い熱量を確認できる。
・コア層は50~60代のビジネスパーソンで、自己投資への意識が高く、実務に直結する学びを重視する。
・スキルレベル別の最大ボリュームゾーンは、初心者~中級者層(ライトユーザー層)の58.6%。
・人気講座は「動画生成」「Canva活用」「Kindle出版」などで、個人の収益化支援が台頭している。
・市場構造は「業務効率化」と「クリエイティブ支援」からなる二つの潮流が明らかに。
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