Every WiLLは10月14日に、国土交通省「多様な受取方法等の普及促進実証事業」にスタートアップ企業として唯一採択された、荷物を届けない運送サービス「トリイク」の新たな受け取り拠点として、「トリイク 梅田スポット」(大阪府大阪市)と「トリイク 小倉スポット」(福岡県北九州市)をオープンした。

●第2弾の地域展開
 「トリイク」は、「無人受け取りスポット(トリイクスポット)」にまとめて配達された宅配荷物を、利用者が自身の都合に合わせて受け取れるサービス。
「トリイクスポット」には入退室管理と防犯カメラを完備しているので、女性や学生も安心して利用できる。
 荷物の受け取りごとに楽天ポイントまたはAmazonギフト券のどちらかを選んでもらえるので、利用者にとってメリットがある一方、ドライバーの負担軽減にもつながる。
 Every WiLLは6~8月の期間に、実証運用を東京・九段下スポットにて実施しており、事故やトラブルが発生することなく、多くの人が「トリイク」を利用した。
 利用者の満足度(NPSなど)は高く、「置き配の盗難や水濡れを心配しないで済む」「手渡し配達や再配達の手間が減った」「ポイントを受取りながら安心して受け取れる」といった、ポジティブな声が多く寄せられている。
 今回の「トリイク 梅田スポット」「トリイク 小倉スポット」の開設は、実証運用の成功を踏まえた第2弾の地域展開として行われたという。
 同社は今後、「トリイクスポット」の全国主要都市への展開を順次進めていき、引き続き地方都市・商業施設・店舗・住宅管理会社などと連携して、「持続可能な宅配インフラ」の構築および実現を目指す。
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