舞台女優のYURI(ユリ)さんは10月20日から、「体重ではなく、心を変えることの重要性」を発信して、外見コンプレックスやメンタルヘルスの課題に苦しむ女性たちに希望を届けるためのプロジェクトを、クラウドファンディングサイト「READYFOR」にて実施している。

●「健康で自分らしく生きる姿こそが美しい」という多様な価値観を発信
 YURIさんは、精神疾患の治療薬の副作用によって体重が100kgを超え、「消えてしまいたい」と自己否定に苦しんでいたが、「ボディーポジティブ(ありのままの自分を認め、愛する考え方)」との出会いをきっかけに3年間でマイナス38kgの減量を達成した。

 今回、「READYFOR」にて開始されたプロジェクトでは、YURIさんがビューティーコンテスト「Global Unity Japan」日本大会ファイナリストとしてグランプリに挑戦する。挑戦を通じて、画一的な美の基準が根強い社会に対して「健康で自分らしく生きる姿こそが美しい」という多様な価値観を発信していく。
 同プロジェクトリターンとしては、YURIさんの減量成功メソッドや自己肯定感を高めるマインドセットの共有、「Mrs. Asia Pacific」世界大会の「Best Talent」にて世界一に輝いた経歴を持つトータルボディーデザイナーである相澤加奈氏による完全オーダーメイドレッスンなどを用意している。
 プロジェクトの開始にあたってYURIさんは、次のようなメッセージを寄せる。
「私がこのプロジェクトで伝えたいのは、『体重や外見で人の価値は決まらない』ということです。自己肯定感の低さ、メンタルヘルスの課題、外見コンプレックス――これらは多くの女性が抱える『見えない苦しみ』です。
 私自身、100kg超の体重と精神疾患という二重の苦しみの中で、何度も『消えてしまいたい』と思いました。でも今、私は自分のことが大好きです。それは外見が変わったからではなく、自分の存在価値を認められるようになったからです。
 この挑戦を通じて、同じように苦しむ1人でも多くの方に『あなたも変われる。今からでも遅くない』と伝えたいのです」。
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