●子育て中に孤独を感じるママが増加
Moff roomは、育児中の母親が安心して子どもと過ごせる場所として展開しており、赤ちゃん連れの母親が気兼ねなく集まり、リラックスして過ごせる完全貸切型の空間を提供する。
お湯が沸かせるキッチンやおむつ替えスペースを備えるとともに、危険なものは子どもの手が届かない位置に配置するといった「ママ目線」で設計。子どもが自由に動き回れてママ同士も安心して会話を楽しめる、快適・映える居場所となっている。
Moff room事業は、同社の代表である山口有紀氏がママ友と区民館で誕生日会を開いた際に、撮影した写真の背景が畳で「もっとかわいい空間で子どもとの時間を残したい」と感じたことから始まった。10名のママ仲間と意見を出し合って「自分たちが本当に使いたい場所をつくろう」と2023年10月に秋葉原で1号店をオープンしたという。
近年、小さな子どもを連れて安心して過ごせる場所が少なくなっており、共働き世帯の増加によって親族や地域とのつながりが薄れ、気軽に集まったり相談したりできる居場所を持てない母親が増えつつある。
とりわけ、転勤族の家庭では近くに頼れる人がいないケースも多く、一人で育児を抱え込む「孤育て」を深刻化させているほか、新型コロナ禍を経て地域交流の場が減少したこともあって、「子どもを遊ばせながら、ママ自身もリラックスできる場所がほしい」というニーズが高まっており、Moff roomが注目を集めている。
今回、オープンするMoff room名古屋栄店は、東京・大阪に続く6店舗目であり、名古屋エリア初となる。11月5日の説明会は、0~3歳の子どもを育てる母親、マタニティママ、子育てに関心のある人を対象に同店で開催する。
当日はMoff roomの想いと利用方法を紹介するほか、ママ同士がつながれるきっかけにもなる。子ども連れでの参加も可能で、参加にあたっては「11/5説明会希望」と記載して、メールで申し込む必要がある。
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