Hydrogen Technologyは11月4日に、自社で施工した工事において材料の一部に、同社の水素製造プロセスから得られる副産物「低排出水ガラス」を使用した「セメノン」を、無筋コンクリートブロックに初採用したことを発表した。

●「環境負荷の少ない水ガラス」の活用で現行配合と比較して最大約15%のCO2排出削減を実現
 「セメノン」は、IKK、アドバンエンジ、IHI、横浜国立大学が共同で開発したジオポリマーコンクリート。

 製造にあたってのCO2排出量が、世界の総排出量の約8%を占めるセメントを使用しないジオポリマーコンクリートは、製造時のCO2排出低減を実現し得る代替材料として注目を集めている。一方で、ジオポリマーの固化剤として広く用いられている「水ガラス」は、その製造過程における環境負荷が課題となる場合もあることから、より適切な原料や製法への刷新が求められてきた。
 Hydrogen Technologyは今回、「セメノン」のアルカリ材料の一部を低排出水ガラスに置き換えることによって、ジオポリマーコンクリートの原料であるアルカリ材料に由来するCO2排出量の、15%削減を可能にしている。

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