娘が生後5カ月を迎え、ついに離乳食がスタート! 市販のベビーフードなども旅行先や災害時の備えとしてチャレンジしましたが、やっぱり手作りの方が食いつきが違うと実感しています。とはいえ、毎日となると大変。
そこで今回は、忙しいママ・パパの味方になってくれる「離乳食作りをラク&楽しくしてくれる」神家電をご紹介します!

●初めての離乳食づくり、ワクワクとちょっとドキドキ
 娘は生後5カ月、いよいよ離乳食デビューしました。最初は「まずはベビーフードで様子を見ようかな?」と思って、瓶詰めタイプやレトルトタイプ、フリーズドライタイプのものなどたくさん試してみました。旅行や外出時や災害備えとしても安心だし、「準備もラクだしこれでいいかな?」と思っていたことも……。
 ですが、何回かトライしたら――やはり手作りの方が、反応が違う。
 「ママ、これおいしい!」という感じで、スプーンに口を寄せてパクパク食べる様子を見たとき、食いつきが違うと感じました。そんな姿を見てしまうと、なんだか胸が熱くなり「よし、手作りでがんばろう」と決意!
 ただ、その反面でリアルな悩みも。裏ごし・ペースト化・冷凍小分け・毎日使う食器の洗い物、食材のストック……。どれも「毎日となると負担が大きすぎる」という予感。そこで、「手作りを続けるために何か“助けてくれる家電”はないか?」とリサーチをスタートしました。育児+家事+離乳食、三つ巴の毎日を少しでもラクに、そして楽しくするための「神家電」を5つ厳選し、実際の使用感を交えて解説します。
1.ハンドブレンダー 【大定番】ペーストが簡単にできる離乳食作りの相棒
 離乳食初期、食材は「つぶす・混ぜる」が基本。にんじん・かぼちゃ・さつまいも…と、なめらかペーストを作るための裏ごし作業、けっこう地味に時間も手間もかかります。
そんなとき、ブレンダーは救世主。
 例えば、BRUNOのマルチスティックブレンダーシリーズは、「1台5役(つぶす/混ぜる/刻む/砕く/泡立てる)」をこなす多機能が魅力。さらに、今年4月発売の「マルチスティックブレンダー2」(7700円)では、離乳食に特化した「マルチスティックブレンダー2+Baby」(9350円)もラインアップしています。
 実際に手に持ってみると、軽量で手首への負担も少なめ。付属のカップに食材を入れて、そのまま撹拌すればペースト完成。洗い物も少なめです。そしてデザインが可愛いから、キッチンで出しっぱなしでもアリというのがとってもおすすめ。育児中は「隠す家電」ばかりになりがちですが、これはテンションが上がる1台です。
 離乳食初期だけでなく、離乳食後期・卒業後にはスープ、ドレッシング、ソースづくりなどにも活躍。つまり「この1台買っておけば長く使える」点も魅力です。ママ・パパのキッチンに1本常備しておくと、かなり安心のアイテムです。
2.電気圧力鍋 材料を入れてスイッチオン!ほったらかし調理で時短に
 離乳食初期からでも活用の幅が広いのが電気圧力鍋。
アイリスオーヤマの「電気圧力鍋KPC-MA2」(2万240円)は「材料を入れてボタンを押すだけ」というシンプルな操作が特徴です。
 具体的には、野菜・おかゆ・鶏ささみなどを入れてタイマー設定し、その間に別作業……という時短&同時進行が可能。「作り置き→冷凍」という流れも視野に入れられて、まさに忙しいママ・パパ向け!
 離乳食作りでも「野菜を柔らかく煮る」「おかゆを炊く」などの用途が出てきますが、この電気圧力鍋なら火加減不要・吹きこぼれ心配なしで安心です。
 我が家では離乳食目的ではなく、すでに持っていたアイテムですが、カレーなどもこれ一つで簡単にできるのでとにかく便利。これから娘が大きくなって離乳食作りだけでなく、普段の調理でも大活躍必至のアイテムなので長く使える一台です。
3.スチームレンジ 栄養を逃さずふっくら仕上げの「蒸し」調理がカギ
 離乳食作りで、ペーストに次いで重要なのが「素材そのものの味を生かす」こと。蒸すことで野菜の甘みが引き出され、赤ちゃんの食いつきもアップするという声も。そんな調理を叶えてくれるのが、スチーム機能付きの過熱水蒸気オーブンレンジ。
 私もぜひゲットしたいと狙っているのが、今年8月に発売された東芝の「石窯ドーム ER-D5000B」。スチーム機能があり、庫内構造の工夫によってふっくら仕上げが得意。例えば、にんじんとかぼちゃを蒸しプレートに並べて、スチームモードで蒸し調理→そのままカップに移してブレンダーで撹拌すれば簡単に出来上がります。
 また、蒸し野菜を一度にたくさん作ることができるので、大人の料理と赤ちゃんの離乳食を同時に調理でき、「赤ちゃん用だけ別調理」という感覚も少なくなりそう!と期待大のアイテム。
ファミリー向け30Lも魅力的ですが、パパ・ママとお子さんという家庭なら、総庫内容量26Lの「ER-D4000B」もちょうどよいサイズでおすすめです。
4.食材保存サポート家電 真空パック保存も冷凍保存前にも大活躍!
 離乳食作りにおいて「作り置き」と「冷凍ストック」は必要不可欠。さらに離乳食用の食材はほんの少しだけなので、大半は大人用として使用することを考えると、野菜や果物、肉や魚といった食材の管理も重要になってきます。
 我が家では、ツヴィリングの真空保存機「FRESH & SAVE(フレッシュ&セーブ)」(真空ポンプ8250円、コンテナやパックは別売)を愛用中。使用して余った野菜や果物はコンテナで保存したり、多めに作っておいた蒸し野菜を真空パック保存で冷凍し、必要な分だけ都度ペーストにしたりしています。
 普段の食材管理でも愛用していたものですが、離乳食作りが始まってより使用頻度が多くなり買ってよかったと思ったアイテムです。
5.携帯用フード&ミルクウォーマー 外出先でも“あたたかいご飯”で安心
 最後にご紹介するのは手作りとは少し離れますが、離乳食作りは“毎日家で”という場面だけでなく、外出や帰省、災害時も視野に入れたいからこそ、ご紹介したいアイテム。
 外出先などでは「温かくて手早く準備できる」携帯用ウォーマーがあるとグッと安心感が増します。市場には「ボトル用ウォーマー」「USB給電式哺乳瓶・離乳食ウォーマー」などがあり、少量荷物でも持ち運び可能。価格も3000~5000円程度で販売されています。
 私も先日、宿泊したお宿で実際に試してみました。宿泊先の冷蔵庫から取り出して、バッグの中で温め→娘の離乳食タイムへとスムーズ。
お湯で溶かすフリーズドライタイプもありますが、より手作りに近いレトルトタイプを温めることで、食いつきが違ったように思います。ミルクも温めができるので液体ミルクも人肌に。低月齢のうちから使える神家電です。
●家電のチカラで“頑張りすぎない”離乳食ライフを
 離乳食は、親にとっては「毎日の積み重ね」であり、「マイルストーン」でもあります。だからこそ、無理をせず、でもおいしく・楽しく続けたい。
 今回ご紹介した5つの神家電は、いずれも「手作り派ママ・パパがラクになる」ことを目的に、実際使用しているアイテムから多くピックアップしました。
 手作り派だからこそ、「全部手でやらなきゃ!」と張り切るのではなく、賢く家電を味方につけて「ラクしていいんだ」と思えることが大事。
 お子さんとのごはん時間を「ドタバタ準備」じゃなく、「笑顔でワクワク」な時間にするために。家電のチカラを借りて、無理なく・楽しく・続けられる離乳食ライフを始めましょう!
■Profile
武田千冬
 美容誌や女性ライフスタイル誌、コスメのクチコミメディアで10年以上の編集・ディレクター経験を経て、現在は美容やライフスタイル領域をメインに活動するフリーライターに。2025年春に第一子を出産し、妊娠・出産・子育てなど女性のライフステージに関連するカテゴリでも実体験をベースにコラムなどを執筆。
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