世界中の「時代劇」と京都の「今」が出会う、日本と世界の歴史映画のための「第17回京都ヒストリカ国際映画祭」が、12月2~7日の期間に京都文化博物館(京都府京都市)にて開催される。

●2026年は絶大のスター・阪東妻三郎が太秦に撮影所を構えて100年
 「第17回京都ヒストリカ国際映画祭」では、阪東妻三郎が京都に撮影所を作って約100年であることを受けて、同氏の傑作である「雄呂血」(4K デジタル修復版)が活弁付きで上映される。

 あわせて、世界の新作歴史映画である「海を約束してくれた先生」(2023年・スペイン)、「UBU」(2023年・ポルトガル)、「マゼラン」(2025年・ポルトガル、スペイン、フランス、フィリピン)、「裏か表か?」(2025年・イタリア、アメリカ)も上映され、「UBU」と「マゼラン」の上映ではゲストが来場する。
 また、「アンチ・カタルシス」をテーマに日本映画も上映される。上映作品は「仇討」(1964年)、「夜の鼓」(1958年)、「幕末残酷物語」(1964年)、「御法度」(1999年)、「はなれ瞽女おりん」(1977年)、「それから」(1985年)の6作品で、それぞれゲストも来場する。
 さらに、映画祭の人材育成プログラム「京都フィルムメーカーズラボ(KFL)」、ヴェネツィア・ビエンナーレの映画部門による人材育成プロジェクト「ビエンナーレ・カレッジ・シネマ」、イタリア文化会館と大阪の連携による特別上映プログラムとして、「ルイージ・ブローリオの再打ち上げ」(2025年、VR作品)と「神の道化師、フランチェスコ」(1950年、デジタル・リマスター版)の上映も行われる。
 そのほか、「京都ヒストリカ国際映画祭(KHIFF)」の若手育成プログラムである「京都フィルムメーカーズラボ」のレクチャープログラム、「マスターズ・セッション」との共同企画として、樋口真嗣監督が選んだ「宇宙からのメッセージ」(1978年)の上映およびアフタートークの開催をはじめ、「京都フィルムメーカーズラボ(KFL)」と連携した、京都で自らの長編作品をお披露目する「カムバックサーモン・プロジェクト」による「尾かしら付き。」(2023年)の上映、「京都ヒストリカ国際映画祭」の時代劇企画ピッチング(プレゼンテーション)コンテスト「京都映画企画市」における、2024年の優秀映画企画「引かれ者の小唄」パイロット版の上映など、多彩なプログラムを予定している。

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