楽天グループと日本HPは11月11日に、HPが日本全国で販売するPCにおける、先進的エージェント型AIツール「Rakuten AI」デスクトップ版の導入に関する協業に合意したことを発表した。

●オフライン環境下でも途切れることなく「Rakuten AI」を使用できる
 「Rakuten AI」は、楽天グループが展開する70以上のサービス利用や連携をより円滑にするAIツールで、日本語および日本文化に最適化されているため、日本のプライバシーおよびデータセキュリティーに関する法令を遵守しつつ、国内の日常生活における質の向上に貢献する。

 「Rakuten AI」のローカルモデルをオンデバイスAIとしてデバイス上で実行すると、機密データのプライバシー保護をより一層強化しつつ、複雑なタスクの実行が可能になる。また、クラウド、エッジ、デバイス上のエージェントやモデルの中から、状況に応じて最適なものを選定、活用することによって、ユーザーはオフライン環境でも途切れることなく「Rakuten AI」を使用できる。さらに、クラウドへの依存度を最小限に抑えることで、パフォーマンスの向上と実質的なコスト削減を実現する。
 今回の合意に基づいて、日本国内におけるHP製の個人と法人向けデバイスに「Rakuten AI」がプリバンドルされた状態で順次販売される。なお、他社デバイスへの「Rakuten AI」導入、およびオンデバイスAIによりオフライン/オンラインでの利用は、今回が初となる。
 「Rakuten AI」を導入することで、HP製PCのユーザーは要約、ライティング、翻訳といった汎用的なエージェント機能をはじめ、ユーザーの意図の汲み取りから意思決定までを円滑に支援する専門的な取引エージェント機能など、多岐にわたる機能が利用可能になり、ショッピング、旅行予約、家計管理などの多様なニーズを円滑に完了させられる。
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