LINEヤフーは12月9日に、同社の提供する「LINEリサーチ」が、全国の15~24歳の男女を対象に継続的に行っている、「生成AIサービスの利用とその内容」調査の9月期の結果を発表した。同調査は、9月1~3日の期間に行われ、4745件の有効回答を得ている。


●“心のよりどころ”としての使われ方も
 調査対象者に、普段どのような目的で生成AIを利用しているかを尋ねたところ(複数回答)、「ふと気になったことを調べる」(36.1%)がもっとも多かった。それに「勉強や課題のサポート/試験対策」「アイデア出し(宿題/課題やレポート用)」「文章の作成/添削/要約」といった勉強関連の使い方がいずれも3割台で続き、さらに心に寄り添う相手としての使い方といえる「暇つぶし/雑談」「人間関係の相談」がそれに続いている。一方で、「ふだん生成AIサービスは利用していない」という回答も約2割みられた。
 普段の生成AIの利用目的を、男女・年齢別でみると、15~18歳の女性では「利用していない」(12.2%)がもっとも低く、利用率は87.8%に達している。19~22歳では男女とも利用率が80%超となった。一方、23~24歳の男性では「利用していない」(31.7%)が他の年齢層よりも高く、23~24歳の女性もやや低めとなっている。
 利用目的の項目分類ごとの傾向をみると、学生が多い15~18歳、19~22歳では「勉強/課題」の利用が最多となり、男女とも5割超を占めた。中でも、15~18歳の女性は62.9%に達している。一方、社会人が増える23~24歳では「調べもの」が男女とも4割台でもっとも多かった。「相談/アドバイス」は女性の利用が目立っており、とりわけ15~18歳の女性と19~22歳の女性では4割超に達している。

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