ゲーミングデバイスを多数リリースしてきたRazerだが、1月6~9日に米国ラスベガスで開催された「CES 2026」では、AIを前面に押し出した製品も多数公開されており、今までとは少し毛色が違うようだ。

●AI製品を多数ラインアップ
 AI関連の製品として発表された製品には、エンジニアや研究者向けのAI開発ツールキットや強力な生成AI機能を提供する「AIアクセラレーター」といったどちらかというとAIを本格的に活用する層に向けたものが多かった。
しかし、中には、ウェアラブルデバイスやAIデスクコンパニオンなど、私生活に取り入れやすい製品もラインアップされていた。
視覚認識の拡張やAIナビゲートが使える ヘッドセット型AIデバイス
 「Project Motoko」は、Snapdragonプラットフォームを搭載した、AIネイティブワイヤレスヘッドセットのコンセプトモデル。AIとウェアラブルコンピューティングの未来を示すビジョンとして今回公開された。
 目の高さに配置された二つの一人称視点カメラが特徴の一つとなっており、自然な視点と一致したリアルタイムの物体・文字認識を実現。街の標識の翻訳、ジムでの反復回数の追跡、書類の即時要約などに、瞬時に対応できるという。
 また、AIによる視覚認識の拡張が可能となり、複雑な環境のナビゲーションや移動中のマルチタスクなど、ヒトの視野以上の情報を把握できるようになる。そして、マイクでは、音声コマンドの認識、視界内の会話の拾得、環境音の感知を行い、シームレスな操作を可能とする。
 このほか、状況を即座に解釈し応答するフルタイムAIアシスタント機能が使用可能。Grok、OpenAI、Geminiなど主要AIプラットフォームとの互換性もあるので、ユーザーの好みでカスタマイズも行える。
3Dホログラムのコンパニオンが私生活をサポート
 「Project AVA」は、5.5インチの3Dアニメーションホログラムが特徴的なAIデスクコンパニオン。24時間365日対応のデジタルパートナーだ。Razerが手掛けてきたAIによるeスポーツコーチから派生した製品となっており、2026年後半に発売予定。

 搭載のHDカメラとデュアルファーフィールド・アレイマイクにより周辺環境を認識し、ゲームのコーチングはもちろん、スケジュール管理、仕事のアドバイスなど、生活に関するさまざまな場面で活用が可能だ。具体的には、日々のワードローブ選択、会話によるブレインストーミング、多言語翻訳といった活用法があり、AIアシスタントとそのまま壁打ちする感覚に近い。
 3Dホログラムによりアバターを表示させられるのも大きな特徴だ。eスポーツタイトル「リーグ・オブ・レジェンド」で著名なプロゲーマーFaker選手や、世界的なインターネットミームとなったSAOさんなど、変わったチョイスだが、いくつかアバターを選択できる。
 Project AVAの最新情報については、RazerのDiscordチャンネルから受け取れる。米国ユーザーであれば、20ドルのデポジットを支払えば予約可能となっている。

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