●2025年12月版調査 初めて5割超に到達
まず、所属企業における直近1年のリスキリング施策の実施状況について尋ねたところ、今回の調査では「実施した」との回答が52.6%となり、前年の41.8%を10.8pt上回り、初めて5割を超える結果となった。
企業規模別では、「大企業・大企業グループ会社」での実施率は65.5%となり、前年調査の63.0%から2.5pt上昇している。「中小・スタートアップ企業」での実施率は、前年は合算で31.9%だったのに対し、今回の調査では区分を分けて集計した結果、「中小企業」で44.6%、「スタートアップ企業」で42.9%となり、いずれも4割を超えた。
業種別に見ると、「製造業」では「実施した」との回答が69.3%となり、「通信・情報サービス業」の34.6%や、その他の56.1%と比較して最も高い結果となった。また、「製造業」は前年の55.8%から13.5pt上昇しており、業種内でも取り組みが進んでいることがうかがえる。
また、ミドルシニア層(40代以上)のリスキリング実施率を見ると、年代が上がるにつれて低下する傾向が見られた。一方で、40代では実施率が高く、女性は79.4%、男性は54.0%が「実施している」と回答している。50代以降では、実施率が相対的に伸び悩む傾向も見られ、本業や生活環境の変化などにより、学びの進め方が多様化している可能性が示唆された。
所属企業が取り組むリスキリング施策で重視するスキルを尋ねたところ、今回の調査では「AI活用(ChatGPT等)」が36.1%で最多となり、次いで「データ活用(31.1%)」、「セキュリティー(29.6%)」が続いた。さらに、「アプリケーション活用」と「クラウド活用」が同率で上位(トップ5)に入り、AI活用を起点に、データ・セキュリティーといった基盤スキルまで含めて強化する動きがうかがえる。
前年調査では「データ活用(36.8%)」「セキュリティー(36.4%)」「ITプロジェクトマネジメント(32.7%)」が上位を占めていたのに対し、今回は生成AIの業務活用への関心が大きく高まり、優先順位が変化していることがわかった。
所属企業の規模別では、大企業で「AI活用(ChatGPT等)」が46.7%ととくに高く、「データ活用」も40.6%と高い割合となり、関心の高さがうかがえる結果となった。
業種別では、製造業で「AI活用(ChatGPT等)(39.1%)」が最も高かったほか、「アプリケーション活用(33.9%)」、「デザイン思考(33.9%)」、「ビジネス構想(33.0%)」がトップ5に含まれた。現場の業務改善に直結するツール活用に加え、業務やプロセスを見直す視点や企画立案に関わるスキルも同時に重視されている点が特徴的で、AI活用が単なる業務効率化にとどまらず、事業や業務の変革に向けた取り組みへと広がっている様子がうかがえる。こうした結果から、業種・規模を問わず、AIを起点に基盤スキルから上流工程までを一体で強化する重要性がさらに高まっていると考えられる。
2026年度に所属企業がリスキリングを実施予定と回答した人を対象に、今後1年間のリスキリングへの投資(時間・費用など)について尋ねたところ、「大幅に増やす」「やや増やす」と回答した企業は77.2%と、全体の7割を超え、2026年度に向けてリスキリングへの投資を前向きに拡大する企業が多数派であることがうかがえる。
企業規模別では、「大企業・大企業グループ会社」に所属する人の回答は「大幅に増やす(32.9%)」、「やや増やす(40.1%)」と、積極的に投資を拡大する姿勢が顕著となり、人材戦略や中長期的な競争力強化の観点から、計画的かつまとまった投資に踏み切る企業が多いことが示された。
一方、「中小企業」に所属する人の回答では「やや増やす(71.5%)」が最多となり、「大幅に増やす」は12.3%にとどまった。リスキリングの重要性は認識しつつも、投資規模は抑えながら段階的に取り組みを進める姿勢が主流であることが示唆された。
「スタートアップ企業」に所属する人の回答では、「現状と同程度に維持する(28.6%)」が一定割合を占める一方、「やや増やす(57.1%)」「大幅に増やす(7.1%)」となっており、事業フェーズや人員構成に応じて投資判断が分かれている状況がうかがえる。
業種別でみると、「製造業」に所属する人の回答では「やや増やす(60.9%)」が最も高く、「大幅に増やす(17.3%)」と合わせて増額が中心となった。
また、所属企業のリスキリング施策の年間予算を尋ねたところ、「1千万円以上~3千万円未満(24.9%)」が最も多く、次いで「500万円以上~1千万円未満(23.4%)」、「3千万円以上~1億円未満(13.3%)」が続いた。上位は数千万円規模の予算帯に集中しており、多くの企業が、まずは実行可能な規模で取り組みを進め、効果検証を行いながら段階的に投資を拡大していくという傾向が見て取れる。
パーソルイノベーション Reskilling Camp Company代表の柿内秀賢氏は、「今回の調査から、多くの企業はすでに、リスキリングを『実施するかどうか』ではなく、『どのテーマに、どの規模で投資するか』というフェーズに移行していることが推察される。
【注目の記事】
エディオン、自宅を訪問して洗濯機内部を洗浄する「スタンダードコース(簡易分解)」を新設
あつまるカンパニー調べ、「生成AI講座」市場の実態を分析したホワイトペーパーを公開
若年層・介護士やドライバー領域に特化した人材紹介「ピタテン」でオウンドメディア「転職!ヒントBOX」を開設











![[USBで録画や再生可能]Tinguポータブルテレビ テレビ小型 14.1インチ 高齢者向け 病院使用可能 大画面 大音量 簡単操作 車中泊 車載用バッグ付き 良い画質 HDMI端子搭載 録画機能 YouTube視聴可能 モバイルバッテリーに対応 AC電源・車載電源に対応 スタンド/吊り下げ/車載の3種類設置 リモコン付き 遠距離操作可能 タイムシフト機能付き 底部ボタン 軽量 (14.1インチ)](https://m.media-amazon.com/images/I/51-Yonm5vZL._SL500_.jpg)