青葉こころのクリニックの院長であり、プロキックボクシングの元・日本王者でもある精神科医・医学博士の鈴木宏氏は2月16日に、新年度のメンタル不調(五月病)を科学的に予防するメソッドとして、乳酸の最新の脳科学と脳を再生する「インターバル速歩」を提唱した。

●五月病は「3分間の早歩き」で防げる!
 「五月病」は、新年度の環境変化によるストレスに起因する意欲低下や不安といった症状を指すが、そのメカニズムの1つとして脳内における神経成長因子(BDNF)の減少が指摘されている。

 運動はメンタルを改善する一方で、これまで有効とされてきた「ゆっくりとした散歩」では、脳の再生スイッチを入れるための負荷が不十分であることがわかってきたという。
 今回、鈴木宏氏が提唱した「インターバル速歩」は、「乳酸」が出る強度(きつさ)で歩くことによって、脳の栄養剤であるBDNFを増やすアプローチとなる。
 具体的には、「3分間の早歩き」(ハァハァと息が上がるものの、会話がぎりぎりできる程度の速さ:最大酸素摂取量の70%の速度)と、「3分間のゆっくり歩き」を交互に実施することで、早歩きで筋肉から放出された乳酸が脳に届いて、BDNFの分泌が促進される。
 「インターバル速歩」を行うことによって、通勤や買い物の「3分」を変えるだけで、ストレスに強い脳作りを始めることが可能になる。
 今回の発表にあたって鈴木宏氏は、
格闘家として極限のストレス下で戦ってきた経験と、10年間の医学研究が導き出した答えが「乳酸」です。五月病は甘えではなく、脳の栄養不足。260媒体の反響をいただいた背景には、多くの方が科学的な解決策を求めている実感があります。日常の「歩き」を少し変えるだけで、心は再生します。
とのコメントを寄せている。
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