●窓を閉めても花粉は入ってきます
実は室内に入る花粉の約6割が換気口や窓のすき間から、約4割が衣類や髪への付着で持ち込まれています(花王調べ)。入った花粉は床に約55%、布団に約22%たまるため、小さな子どもがいる家庭では特に気になるところです。帰宅時にウールの上着を着ていると、1着に約8万個もの花粉がついているというデータもあります(ライオン調べ)。玄関で軽く払うだけで約4割落とせるので、まずはこの習慣から始めてみてください。
●空気清浄機の3タイプをざっくり理解
それでは、空気清浄機をタイプ別で紹介します。
フィルター式:花粉対策の“基本”
ファンで空気を吸い込み、細かいフィルターで花粉をキャッチします。いちばん多くの製品に使われている方式です。
・いいところ:花粉の除去力がもっとも高い。製品の選択肢が豊富
・気になるところ:フィルター交換が定期的に必要(1枚3000~1万円)
・お手入れ:外側のフィルターを月1回、掃除機で吸うだけでOK
迷ったら、まずこのタイプ。
電気集じん式:洗って使えてお得
静電気の力で花粉を金属プレートに吸い付けます。フィルター交換が不要です。
・いいところ:フィルター代がかからない。長く使うほどおトク
・気になるところ:月1~2回プレートを水洗いする手間がある。製品の種類が少なめ
「フィルター代がもったいない」と感じる人におすすめです。こまめに洗える人なら好相性です。
イオン放出式:空間まるごとケア
イオンを部屋に放出して、浮遊する花粉の働きを抑えます。
・いいところ:壁やカーテンに付いた花粉にも作用。消臭もできる製品が多い
・気になるところ:花粉を直接吸い取る力は弱い。単体より、フィルター式と併用できる
据え置き型に加えて、車載用やネックレス型のものなどが販売されています。その場合、フィルター式にプラスすると効果的です。
●迷ったら、この順番で
もし何を買えばいいのか迷ったら、この順番で考えてください。
(1)まず1台なら「フィルター式」が安心。花粉を取る力がいちばん確実です
(2)フィルター代が気になるなら「電気集じん式」も検討を。洗えば繰り返し使えます
(3)「イオン放出式」はフィルター式と合わせて使うという方法もあります
花粉は完全には防げません。でも「タイプの違い」を知っておくだけで、わが家に合った1台がぐっと選びやすくなります。(マイカ・秋葉 けんた)
■Profile
秋葉 けんた
編集プロダクションのマイカに所属するITライター。雑誌、書籍、新聞、Web記事など、多岐にわたるメディアで執筆活動を行っている。特に家電やガジェット、IT関連の記事に豊富な実績があり、生成AIに関する書籍も多数手がけている。
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