●TCLが開発した独自技術「NXTPAPER」
TCLはテレビ出荷台数で世界トップクラスを誇るグローバルブランドで、近年日本市場においても存在感を発揮しつつある。同社はグループ傘下に世界最先端のパネルメーカーがあり、ディスプレー技術に強みを持っている。
そして、Note A1 NXTPAPERでキーテクノロジーとなるのは、独自に開発された「NXTPAPER(ネクストペーパー)」だ。これはブルーライトの物理的な低減とナノレベルの反射抑制を実現した新しいディスプレーで、紙の質感を獲得しながらも、鮮やかなカラー表示と高速レスポンスを両立。LCD/OLEDとE Inkの良いところを取り入れている。
NXTPAPERは21年に同社のタブレット端末で採用されて以来、進化を重ねている。Note A1 NXTPAPERは最新世代「NXTPAPER Pure」を搭載。
●AI機能を多数搭載! デジタルノートだからこその魅力を強化
デジタルノートは、よく「紙のような書き心地」というポイントがフィーチャーされるが、紙のノートでは実現不可能なデジタルだからこその便利機能をあわせ持っていることが真の魅力といえる。
Note A1 NXTPAPERはブラウザーや一部のアプリを使用することができるため、メモをとりながら検索したり、データをクラウドサービスにアップしたりといった作業もシームレスに行うことができる。
また、最大の魅力といえるのが、AIをフルに活用したさまざまな便利機能が使えることだ。
具体的には、音声の高精度の文字起こしやリアルタイム翻訳、要点整理、手書きメモのテキスト変換、数式自動算出、文章の推敲など、作業や思考の整理を多方面でサポートしてくれる(一部機能はインターネット接続が必須)。
●【レビュー】持ち歩きやすい薄型ボディとメモとして使いやすい設計
ここからは実際にレビューして感じたNote A1 NXTPAPERの良かった点・気になった点を紹介していく。
本体の画面サイズは11.5インチ。重さは500g。ボディとしての特筆すべき点は5.5mmという薄さだ。カバンやリュックの隙間に入れやすく、持ち歩きにも適している。
デジタルノートという性質からタブレット端末のホームボタンに相当するフロントボタンは、ベゼルの左サイドに備わっている。左手で端末をホールドして親指をホームボタンに添えつつ、右手でペンを使うという使い方がしやすい設計になっている。
画面を180°回転してフロントボタンを右側にもってくれば、左利きの人にも最適化できるが、インターフェースも逆向きになるため、少し慣れが必要かもしれない。このあたりは、左右対称のデバイスと違い、注意すべきポイントだ。
同じく慣れがいるという点では、充電用のUSB Type-C端子は中央ではなく、フロントボタンのあるサイドの端に備わっている。筆者は不便を感じるシーンは特になかったが、他のタブレット端末と並べて充電するときなどは、少しバランスが気になるかもしれない。
スタイラスペンには、専用の「T-Pen Pro」が付属している。T-Pen Proは本体側面にマグネットでくっつく仕様になっている。充電も同時にできるので、電池切れを心配することはほとんどない。ソフトとハードの2種のペン先が3本ずつ入っており、書き心地を変更することもできる。
●書き心地は感動レベル!繊細な表現も得意
まず最も重要な書き心地だが、結論からいって、感動レベルの滑らかさだった。8192筆圧検知による表現力もさることながら、0.005秒という超高速反応が紙に手書きしている自然さを忠実に再現している。
ペンの種類や線の太さ、文字色などの幅も広く、効率よく思い描いた文字を選択できるのも魅力的。
Note A1 NXTPAPERならではの機能として搭載している「インスピレーションスペース」も、シンプルながら、つい多用してしまう便利な機能だった。
これは、T-Pen Proの親指ポジションに備わっているインスピレーションショートカットボタンを押すと起動し、押しながら該当部分を囲むとその部分をインスピレーションスペースフォルダに保存するというものだ。
インスピレーションスペースでは、保存した箇所が画像としてサムネで確認でき、タップすると即座に元データにアクセスすることができる。名前通り、印象に残った箇所などを保存していけば、思考やひらめきを整理する上でとても役立ってくれる。
●視認性が高いディスプレーは指紋や傷がつきにくい
ディスプレーの美しさや目に対するやさしさも、秀逸といえる。
高速でスクロールしても、ちらつきや残像感はなく、紙をめくるように画面を縦横無尽に動かしながらメモや図を書き込むことが可能だ。
NXTPAPERは表面のナノエッチング加工を施しており、光が反射しにくいという特徴もある。直射日光下であっても紙のようにしっかりと視認性を確保できるのは、通常のタブレット端末と大きく差別化されているポイントだ。
また、指紋やペン跡がつきにくいのも、うれしい。強めの筆圧でガリガリとメモをとっても安心なのは、日々使う上で安心材料といえる。
ブラウザーを経由すれば動画配信サイトなどにもアクセスできるが、こちらの映像の美しさはLCD/OLEDと遜色ない。メモがメイン用途となるため、あくまでサブ的な使い方ではあるが、情報収集や息抜きとして使うにはちょうど良さそうだ。
●デジタルノートを使う理由になる豊富なAI機能
AI機能は、Note A1 NXTPAPERを使う理由になりうる要素の一つ。
先ほども紹介したように、現時点で利用可能なのは、音声の高精度の文字起こしやリアルタイム翻訳、要点整理、手書きメモのテキスト変換、数式自動算出、文章の推敲などだ。
個人的に重宝したのが、音声の文字起こし。
最近、人気を博している文字起こしに特化したサービスのような応用力こそないものの、精度は高く、短時間のミーティングなどであればメモと一緒に音声を保存して、情報量の多い記録として残すことができる。同じウインドウ上で、翻訳や要約もできるため、あとで振り返るのにも適している。
手書きメモを瞬時にテキストデータに変換する機能も使い勝手に優れている。メモは手書きでしたいけど、見返しやすい綺麗なテキストデータとして保存したいというニーズを手軽に叶えてくれるため、メモ魔の人ほど重宝するのではないだろうか。
また、当初はそんなに使うことがなさそうと思っていた数式自動算出も、使い方を覚えると、なかなか便利。会議中に数字が話題にあがったときに、メモの横に式をさっと書けば瞬時に答えを出してくれるのは、電卓を手元に寄せて数字を入力するよりも、ずっと楽だ。
重要そうな数字なら、ペンで囲んでインスピレーションスペースに送っておけば、「あれ、なんだっけ」となったときに、すぐに振り返ることもできる。
●操作性や対応アプリの少なさはやや不満
メモとしての完成度が非常に高いNote A1 NXTPAPERだが、不満もないわけではない。
一つは操作性に多少の慣れがいるということ。最近のタブレット端末は画面下をスワイプすれば、すぐにホームに戻る仕様になっているが、Note A1 NXTPAPERはことあるごとにフロントボタンを押す必要がある。
アプリを起動するときも、ホーム画面の左上にあるメニューから選択するなど、多少手間がかかる。メモ機能がメインのデバイスであり、アプリはその補助的役割ということを考えれば、目をつぶれる要素ではあるのだが、もっとスムーズに行き来できれば使い方がさらに広がるように感じた。
また、アプリはGoogle Play非対応なので、基本的には増やすことはできる。AndroidベースのOSなのでAPKファイルを直接インストールしたり、ブラウザーでウェブ版を使ったりという代替方法はあるが、あまり快適な使い方とはいえない。
デフォルトでインストールされているのは、Edge/WPS Office/OneNote/Outlook/Microsoft SwiftKeyキーボード。このほか、OneDriveやDropboxのアカウントとリンクできるようになっているが、必要最小限という印象ではある。
最もすでにデバイスを使用しているユーザーからは、「メモに特化したデバイスなので、余計なアプリで寄り道できない仕様の方が好ましい」という意見も出ている。実際、筆者もメモ以外の作業はスマホやタブレット端末を使用しているので、そこは棲み分けるものと割り切るのが良さそうだ。
●クラウドファンディングでお得に購入するチャンス
TCL Note A1 NXTPAPERは、まだ一般発売はされておらず、4月10日までクラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売している。
【超早割24%OFF・500セット限定】オールインワンセット×1
価格:11万7600円→8万8990円(24%OFF)
セット内容:Note A1 NXTPAPER×1、専用スタイラスペン×1、交換用ペン先×5、専用保護ケース×1、専用キーボードケース×1
【超早割23%OFF・500セット限定】プレミアムセット×1
価格:9万9800円→7万6790円(23%OFF)
セット内容:Note A1 NXTPAPER×1、専用スタイラスペン×1、交換用ペン先×5、専用保護ケース×1
【超早割27%OFF・300セット限定】キーボードセット×1
価格:11万1980円→8万1690円(27%OFF)
セット内容:Note A1 NXTPAPER×1、専用スタイラスペン×1、交換用ペン先×5、専用キーボードケース×1
なお、Note A1 NXTPAPER のAI機能は今後もアップデートが予定されており、4月末にアイデアを素早くまとめる「インスピレーションAI」、5月末に「2画面同時作業」、10月末に「手書き文字の美文字整形」が実装されるとのことだ。
追加機能に関しては、有料になる可能性もあるようだが、購入後もさらに便利になる余地があるのは、デジタルならではの魅力といえるだろう。
Note A1 NXTPAPERは繊細なタッチで綺麗なテキストや図、イラストを残すことができるが、筆者のように、字が上手ではなく、絵心もない人間は、ラフに走り書きして情報を溜め、あとでインスピレーションスペースやAI機能で綺麗にまとめるという使い方がしっくりきた。
もちろん、これがたった一つの正解というわけではないと思う。メモの取り方や生かし方は人それぞれで、Note A1 NXTPAPERの良いところは、各々のスタイルに合わせてちょうどよい使い方ができるところだと感じた。(OFFICE BIKKURA・小倉 笑助)
■Profile
小倉笑助
家電・IT専門メディアで10年以上の編集・記者経験を経て、現在はフリーライターとして幅広い業界で取材活動を行う。家電レビュー、業界のキーマンインタビュー、金融サービスの解説、企業の戦略分析などの記事制作が得意。ポイ活セミナーの講師も務め、生活者に役立つ情報を日々発信している。
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