●Shokz初の「フォーカスモード」搭載フラッグシップイヤホン
Shokz Japanが発表した「OpenFit Pro」は同社初の「フォーカスモード」(ノイズ低減機能)を搭載したオープンイヤー型イヤホン。カラーはブラックとホワイトの2色展開だ。26年4月7日よりShokz公式オンラインストアほか全国の主要家電量販店にて先行予約の受付を開始しており、発売日は4月22日を予定している。価格は3万9880円。
新搭載のフォーカスモードは、高度な音響モデリングと独自アルゴリズムに加え、耳の外側と内側のノイズを精密に予測するトリプルマイクシステムによって、周囲の音を取り込みながらも不要なノイズを除去する。これにより、オープンイヤーの持つ「周囲の気配を感じることができる」というメリットはそのままに、騒がしい環境でも音に集中することが可能となった。
さらに、Shokz独自の音漏れ抑制技術の「DirectPitch 3.0」の進化により、周囲への音漏れを最小限に抑える。
通話時も、AI音声認識機能を搭載したトリプルマイクアレイにより環境ノイズを最大99.4%低減。加えて、独自の風ノイズ低減構造で、風のある環境でも聞き取りやすいクリアな音声で通話することができるという。
●オープンイヤー型=低音質のイメージを覆す音へのこだわり
発表会で実機を試聴する事ができたので、実際にフォーカスモードを試してみた。専用アプリでオープンモードからフォーカスモードへと切り替えると、通常のイヤホンでノイズキャンセリングを作動した時のように、周りの音がスッと聞こえなくなるような感覚を味わった。
また、音楽は高音から低音までしっかりとクリアに感じられ、その音質の良さにも驚いた。オープンイヤー型イヤホンはその性質上、音質がそこまで良くないという印象を持っていたが、そのイメージは完全に覆された。OpenFit Proは音質の良さを追求し、最新のドライバーユニットである「Shokz SuperBoost」を搭載。アルミニウムPMIドームキャップと高品質シリコンダイアフラムの2枚の振動板が緻密に連動し、なめらかな高音から深みのある低音まで、音の細部を余すことなく再現している。
ほか、Dolby Atmosと頭の動きに合わせて音が動くヘッドトラッキング技術にも対応。Dolby Atmos対応作品を聴くときには、よりリアルで没入感の高い体験が味わえる。
●装着感やバッテリー性能も進化
本体の素材は「OpenFit 2」にも採用されているソフトなShokz Ultra-Soft Silicone 2.0。イヤーフックは超薄型のニッケルチタン合金製で、耳の形に柔らかく快適にフィットし、ランニングなど運動中の装着でも外れにくい安定性も実現している。
連続再生時間は最大12時間、充電ケース併用で最大50時間の再生に対応。10分間での急速充電で4時間再生することが可能で、バッテリー残量が少なくなってもサッと充電して使用することができる。そのほか、Qiワイヤレス充電に対応し、防塵・防水性能はIP55だ。
●Shokz新ブランドアンバサダーの山口一郎さんが登場
発表会後半では、Shokz新ブランドアンバサダーの山口一郎さんが登場した。今回のオファーの経緯としては、山口さんが自身のYouTube配信でShokzのユーザーであることを話していたことがきっかけとのこと。また、新しいリスニング体験を創造するShokzと、新しい音楽を追求する山口さんの姿勢が一致したことも理由という。
山口さんはオファーを受けた感想として「普段からShokzのイヤホンを使っていたので嬉しかった。自分が使って感じたことを率直に伝えていけたらいいなと思った」と話した。
冨田氏とのトークセッションでは、製品の装着感について「イヤモニを作成する際に、NBA選手くらいでかい耳だと言われた。なかなかぴったり合うイヤホンがないが、そんな自分でも快適に着けることができる。(快適すぎて)着けたまま寝てしまう」とユーモアを交えてコメントした。
音質については「(従来機に比べ)大幅に改善されている。普段使いではなんの問題もない」と太鼓判を押した。
普段の利用シーンとしては、飛行機や新幹線での移動中のほか、家事や趣味の釣りをしている時も使うとのこと。
また、この春から新生活を始めた人に勧めたいShokzと過ごす習慣は?と聞かれると、「自炊」と回答。「洗い物をしながら野球を見ている。音質が向上して臨場感も増している」と、熱狂的な中日ドラゴンズファンとして知られる山口さんらしいコメントも飛び出した。
●「骨伝導型」と「左右分離クリップ型」、2つの年間販売台数No.1を獲得
全国の家電量販店やネットショップなどの実売データを集計する「BCNランキング」によると、Shokzは25年のヘッドセット市場で、「骨伝導型」と「左右分離クリップ」、いずれもメーカー別販売台数では首位だった。
これを祝して、発表会ではステージ上に大きなくす玉が登場する場面も。山口一郎さんが「おめでとうございます!」の掛け声と共にくす玉を割り、ShokzのNo.1達成に拍手を送った。
音質も、装着感も向上したShokzの「OpenFit Pro」は、あらゆる音楽ジャンルにおいて、豊かなリスニング体験を味わえるだろう。OpenFit Proでサカナクションのどんな曲を聴くのがおすすめかと質問された山口一郎さんは「どの曲でもいいが、『新宝島』や『怪獣』のような代表曲だけではなく、暗い曲をじっとり聴くのも良いと思う」と回答した。
ちなみに、筆者のおすすめは22年発売のコンセプト・アルバム「アダプト」収録の「ショック!」だ。ぜひ、パワーアップしたOpenFitで、サカナクションの熱いアフロビートを感じてほしい。
■文:筧 采斗(かけい さいと)
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