同社の10月の月次速報をみても、エアコンの売上高は期初の4月から7カ月連続で前年を上回っている。特に6月や7月のピーク時以外でも、4月は21.9%増、9月は52.6%増、10月では17.3%増といった具合に2桁増を続けているのだ。
季節商品であるはずのエアコンは、もはや通年商品となっているのだろうか。ケーズHDの平本忠社長は「エアコンは各部屋に取り付けられているので、一家で何回も買い替えが起きている。また、7月や8月に設置工事が間に合わなかったお客様が、9月や10月になってからも購入している」と、世帯当たりのエアコンの購入頻度が増えていると分析する。
山田康史取締役副会長も次のように補足する。「あまりに暑い日が続くと、冷房能力の高い最新のエアコンを設置したお客様が、ほかの部屋にある古いエアコンの効きが悪いことに気づく。これがさらなる買い替えにつながっている」。
また平本社長が「最近は暖冬で昔ほど寒くならないので、寒冷地でもエアコンの暖房で対応するお客様が増えている」と語るように、冬のエアコンニーズも高まっている。新しい住宅は気密性が高く、省エネ性能や断熱性の高い壁素材を使っているため、エアコンでも十分に暖まるという背景もあるのだろう。
日本電機工業会が10月23日に発表した、2018年度上期におけるエアコンの国内出荷実績は614万2000台(前年同期比7.3%増)。上期に限れば、データで確認できる1972年以降で過去最高を記録した。業界では年間900万台の見通しもあり、暖冬なら下期も好調な販売が続きそうだ。(BCN・細田 立圭志)
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