「犯罪悪用放置」テレグラム創業者逮捕のニュースでトンコイン急落

テレグラムの創業者兼最高経営責任者(CEO)であるパベル・ドゥーロフがフランスで逮捕されたというニュースが伝わり、テレグラムの仮想通貨トン(TON)コインの価格が一時17％暴落した。

26日午前9時25分基準トンコインは、仮想通貨相場サイトコインマーケットキャップで24時間前より2.63％下落した5.79ドル(832円)を記録している。


トンコインは先に24日(現地時間)、ドゥロフがフランスで逮捕されたというニュースが伝えられた直後、17％以上急落した5.23ドル(751円)まで暴落した。

同日、TF1 TVなどフランスのメディアは、テレグラムの創業者兼CEOであるドゥーロフが同日夕方、フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で逮捕されたと報じた。ドゥーロフCEOは、同日午後8時(日本時間25日午前3時)に専用機に乗ってル・ブルジェ空港に到着すると同時に逮捕されたと伝えられた。

ドゥーロフCEOは、テレグラムがマネーロンダリングや麻薬密売など各種犯罪に悪用されているにもかかわらず、特別な措置を取らなかった疑いを受けている。

テレグラムは、Facebook、YouTube、WhatsApp、Instagram、TikTok、Wechatに続き、世界で最も活発に使用されているソーシャルメディアプラットフォームの一つだ。現在利用者が9億人で、来年までに10億人のユーザーを確保することを目標にしている。

ロシア生まれの39歳のドゥーロフCEOは、フランス国籍を持っているという。2013年、弟のニコライと共にテレグラムを設立した。 彼は現在、2兆円を超える資産を保有する億万長者と言われている。
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