ワールドコイン開発会社、新最高政策責任者に「X（旧ツイッター）元役員」任命

ワールドコインプロジェクトの関連開発会社であるツール・フォー・ヒューマニティ（Tools for Humanity、TFH）が、最高政策責任者（Chief Policy Officer）としてニック・ピクルス（Nick Pickles）を任命したと21日発表した。

ニック・ピクルスは、X（旧ツイッター）でグローバル対外政策担当副社長を務め、14年以上にわたりハイテク分野の複雑な政策環境を調整し、グローバルな規制の方向性を設定した経験がある。
特に、プライバシー、地政学、技術政策の分野における彼の専門知識は、AI時代に対応するために必要なインフラとツールを拡張するというTFHのミッションを実現する上で重要な役割を果たすことが期待される。

また、世界各地域のリーダー、政策立案者、規制当局との緊密なコミュニケーションを優先し、ワールドネットワーク（略称ワールド）のグローバルな拡大を継続的に推進する予定だ。

ワールドは、World Chain、World ID、Worldcoinという3つの主要な柱を持つ構造へと進化を遂げた。この新たな体制は、AIの進歩の中心に人間が位置し続ける楽観的な未来を実現するための、検証済みの人間による真のネットワークの構築を目指している。

ニック・ピクルス最高政策責任者は、「重要な変革の時期にTFHに加わることは、非常に意義深い機会だ。テクノロジーと社会が交差する地点で最も緊急に解決すべき政策課題に焦点を当てているチームに、私のグローバルな経験と視点を加えることができることを楽しみにしている」と述べた。

また、「TFHとワールドは、AIが私たちの生活にますます大きな影響を与えている今、重要な政策議論を主導するユニークな立場にある」とし、「ワールドの中心に立ち、コアテクノロジーで責任ある未来を創造することに貢献できることを期待している」と付け加えた。
編集部おすすめ