欧州証券市場監督局、暗号資産サービスプロバイダーの従業員の能力に関するガイドラインを提案

欧州証券市場監督局（ESMA)が、暗号資産サービスプロバイダー従業員の知識と能力を評価するための指針を提案し、これに対する意見を募集している。

17日（現地時間）、ESMAは公開協議文書で、暗号資産（仮想通貨）及びサービスに関するアドバイスを提供したり、情報を伝達する個人の知識と能力を評価するための指針を策定することを目標に、利害関係者の意見を収集していると明らかにした。


このガイドラインは、2023年6月に発表された欧州連合（EU）の「暗号資産市場規制法（MiCA）」に準拠し、暗号資産投資家の保護と市場信頼の向上のために、顧客に暗号資産関連のアドバイスや情報を提供する従業員が一定の能力基準を満たすことを目指す。

提案されたガイドラインによると、従業員は暗号資産の主な特徴とリスク、市場の仕組み、価格形成過程を理解し、ブロックチェーン技術、規制体系、税金に関する知識も備えている必要がある。

従業員の最低資格要件には、関連分野の学位、以前の業務経験、継続的な職業教育などが含まれる。暗号資産サービスプロバイダーは、毎年従業員の能力レビューを実施し、無資格の従業員を監督し、従業員の資格記録を維持し、定期的な能力評価を実施しなければならない。
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