
暗号資産(仮想通貨)及び株式取引プラットフォームのイートロ(eToro)が、従来の予想を上回る上方修正された価格でナスダック企業公開(IPO)を行った。
13日(現地時間)、The Blockによると、eToroはナスダック新規上場で株価が1株当たり52ドルに引き上げられたと明らかにした。
今回のIPOはAクラス普通株約1190万株規模で行われ、このうち半分はイートロが直接、残りの半分は既存株主が売却する形だ。イートロは今回の公募を通じて約3億1000万ドルの資金を調達すると予想され、フォーチュンはイートロの企業価値を約42億ドルと評価した。
イートロの株式は14日、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットで「ETOR」というティッカーで取引を開始し、公募締め切り日はその翌日に予定されている。
CNBCの報道によると、イートロは昨年3月にIPOを申請したが、ドナルド・トランプ大統領の関税関連発言で市場の不確実性が高まったため、一時的に上場計画を保留していた。同じ時期、クラルナ(Klarna)、スタブハブ(StubHub)など他の企業も同様の理由で上場を延期した。