世界最大の代替資産運用会社として知られる「ブラックストーン(Blackstone)」が初めて暗号資産関連投資を行った。
20日(現地時間)、米国証券取引委員会(SEC)に提出された報告書によると、ブラックストーンは3月31日現在、ブラックロック(BlackRock)の「iShares Bitcoin Trust ETF(IBIT)」の2万3094株を保有しており、これは約108万ドル規模だ。
このIBIT株式は、ブラックストーンの「Alternative Multi-Strategy Fund(BTMIX)」に組み入れられたことが確認された。同ファンドは約26億3000万ドル規模の資産を運用しているという。
今回の公示によると、ブラックストーンは、ビットコインATM運営会社「Bitcoin Depot(BTM)」の4300株(6300ドル相当)を購入し、「ProShares Bitcoin ETF(BITO)」の9889株を18万1166ドルで購入したことが分かった。
ブラックストーンは自らを「代替資産運用会社」を標榜しているが、これまで暗号資産投資には比較的慎重な姿勢を示してきた。2019年9月、ブラックストーンのCEOであるスティーブ・シュワルツマン(Steve Schwarzman)は、ブロックチェーン技術自体は肯定的に評価しながらも、「これを通貨として使用することについてはかなり奇妙だ」と表現したことがある。
当時、「私は通貨は誰かが制御しなければならないという世界観の中で育った」とし、「暗号資産技術に対する理解が難しく、興味も大きくない」と付け加えた。

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