
「ビットコイン、10万8000ドル維持に失敗すれば下落に転じる可能性」
ビットコインが過去最高値に近づいた中、10万8000ドル(約1560万円)台を守ることができない場合、下落傾向に転換する可能性があるという警告が出てきた。
「コインテレグラフ」によると3日(現地時間)、仮想通貨アナリストのダアン・クリプト・トレーズ氏(Daan Crypto Trades)はこの日、Xを通じて「ビットコインが現在突破を試みている」とし「この時点で再び10万8000ドル(約1560万円)以下に離脱するのは望ましくない」と述べた。
同氏はこの価格帯が崩れれば、6桁の数字以下に再び下がる下落サイクルが始まる可能性があると主張した。
ビットコインはこの日、一時11万498ドル(約1590万円)まで上昇したが、その後は小幅下落して10万9250ドル(約1580万円)の水準で取引されている。過去最高値の11万1970ドル(約1620万円)に比べて約2.5%低い水準だ。
同氏のチャート分析によると、ビットコインが2日に回復した10万8000ドル(約1560万円)の支持線を再び失う場合、下落の流れが本格化する可能性があり、価格が10万ドル(約1440万円)以下に下落して、最大9万6000ドル(約1390万円)台まで下がる可能性もあると見通した。
もし、ビットコインが10万ドル(約1440万円)を下回る場合、6月22日のイスラエルとイランの衝突当時、一時的に9万8900ドル(約1430万円)まで下落して以来、初めて心理的な支持線を崩すことになる。データ提供企業の「コイングラス(CoinGlass)」によると、この下落は約26億7000万ドル(約3853億円)規模のロングポジション清算を引き起こす可能性がある。
しかし、多くの専門家は依然としてビットコインの上昇可能性に重きを置いている。仮想通貨アナリストのマイルス・ドイッチャー氏(Miles Deutscher)は、「この状況で悲観的に見るのは難しい」と述べ、トレーダーのクリプトフェイズ氏(CryptoFayz)もビットコインが現在の過去最高値である11万1960ドル(約1620万円)を突破する場合、11万6000ドル(約1670万円)まで追加上昇が可能だと主張した。