
アメリカ合衆国ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の暗号資産政策顧問が、今週ビットコインを大規模に購入する予定だ。
12日(現地時間)、コインテレグラフは、トランプの暗号資産政策顧問であるデイビッド・ベイリー(David Bailey)が、ナカモト(Nakamoto Inc.)を通じて今週、7億6200万ドル相当の6400 BTCを購入する計画だと報じた。
ビットコイン支持者であり、トランプ大統領の暗号資産政策の助言役を務めてきたベイリーは12日、「ビットコインを始めた時から、単一の注文で10億ドル相当のビットコインを購入することが夢だった」と述べ、「明日、その夢が実現する」と明かした。
彼は今回の購入において、市場価格での「一括購入」ではなく、取引量加重平均価格(VWAP)戦略を採用する予定だと説明した。これは大規模な注文を複数の小規模な取引に分割し、価格変動と市場への影響を最小限に抑える方法だ。
ベイリーはビットコイン中心の投資企業ナカモトのCEOであり、ビットコインマガジン(Bitcoin Magazine)の親会社BTC Inc.の共同創業者だ。彼は「ナカモトは独創的な戦略を持っており、これを見れば私たちが世界最大のビットコイン保有者となる理由が理解できるだろう」と述べ、「私たちはビットコインの巨大恐竜を築いている」と強調した。
一方、ベイリーはトランプ大統領の大統領選挙キャンペーンで顧問として活動し、大統領のビットコイン親和的政策転換に核心的な役割を果たした人物として評価されている。今月初め、彼はビットコイン関連の政治活動委員会(PAC)資金として2億ドルを調達する計画を明らかにし、「政治がどのように機能するかを多く学んだ。ナカモトを中核に1億~2億ドル規模のPACを設立し、ビットコイン優先政策を推進する」と述べた。