トランプ家が投資した「アメリカン・ビットコイン」、ナスダック上場初日に17％急騰

アメリカン・ビットコイン（ABTC）の株価は、ナスダック上場初日から二桁の上昇率を記録した。アメリカン・ビットコインはドナルド・トランプ米大統領の息子が株式を保有するビットコイン採掘企業である。


4日午前9時40分、コインマーケットキャップでビットコイン価格は前日同時刻比0.36％上昇した11万2084ドル（約1660万円）だ。前日は11万ドル台で取引されていたが、この日は12万ドルを回復した様子だ。

米ビットコイン採掘企業「アメリカン・ビットコイン」は3日（現地時間）に米ナスダックに上場した。

アメリカン・ビットコインの株価は初取引日から17％上昇した8.04ドルで取引を終え、場中には一時14ドルまで急騰した。

同日の取引量は2900万株を記録した。最近米国株式市場に上場後株価が急騰したステーブルコインUSDC発行元サークルの初日取引量（4600万株）の約63％に相当する規模だ。

トランプ大統領の次男エリック・トランプ氏が最高戦略責任者（CSO）を務めるアメリカン・ビットコインは「当社は数億ドル規模のデータセンターなど強力な採掘インフラを保有している」と強調した。

今回の上場により、エリック・トランプが保有する株式価値は5億ドルを超えたと推定。株式の20％を保有している。

今年3月に設立されたアメリカン・ビットコインは先月、採掘企業「グリフォン・デジタル・マイニング」と合併した。6月には新株を発行し、2億2000万ドル規模の資金を調達した経緯がある。
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