親暗号資産新生スーパーパック「フェローシップ」、募金額1億ドル達成

米国で「プロ・イノベーション、プロ・クリプト(pro-innovation, pro-crypto)」候補を支援する新たな政治活動委員会(PAC)が1億ドル規模の資金を確保し、発足した。

8月に発足した「フェローシップPAC(Fellowship PAC)」は15日(現地時間)、X(旧Twitter)を通じて「匿名の寄付者から1億ドル以上を確保した」とし、「これはトランプ政権のデジタル資産戦略を支援するための取り組みの一環」と説明した。


フェローシップPACは、連邦公職選挙に出馬する特定の候補者を支援し、明確な規制環境を提供することで、米国内の暗号資産企業の人材や起業家が海外に流出するのを防ぐことを目的としている。

フェローシップ側は声明で「このPACは暗号資産起業家、政策立案者、大衆の利害関係を調整し、信頼性と責任性を保証しながら生態系を構築し続けるよう設計された」とし「これは終わりではなく始まりであり、今後さらに多くのことが続く」と強調した。

今回のスーパーPACは、下院と上院選挙など米国の主要選挙に影響を与え、暗号資産に友好的な政策を推進することを目指す複数のデジタル資産ベースの利益団体の一つである。実際、2024年には「フェアシェイクPAC(Fairshake PAC)」がコインベース(Coinbase)とリップル・ラボズ(Ripple Labs)の寄付を基に議会選挙広告に1億3000万ドル以上を支出し、これは選挙結果に影響を与えた可能性がある。

フェローシップPACは昨年8月7日に米連邦選挙委員会(FEC)に組織設立書類を提出したが、現在までに公式に報告された寄付金や支出履歴はない状態だ。
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