
米ビットコイン採掘(マイニング)企業クリーンスパーク(CleanSpark)は、ビットコイン担保ベースの融資枠をさらに1億ドル確保したと発表した。
23日(現地時間)のThe Blockによると、クリーンスパークはコインベース(Coinbase)の機関投資家向けサービスであるコインベース・プライム(Coinbase Prime)との提携を通じ、1億ドルのビットコイン担保付き信用枠を獲得したと発表した。
クリーンスパークは今回調達した資金を3つの主要分野に投入する計画だ。「エネルギーインフラの拡充、ビットコイン採掘事業の拡大、そして一部データセンターにおける高性能コンピューティング(HPC)能力開発のための資本支出に踏み切る」と説明した。
クリンスパーク最高財務責任者(CFO)兼社長であるゲイリー・ヴェッキアレッリ(Gary Vecchiarelli)は「希薄化しない(non-dilutive)資金調達を通じて成長の原動力を確保することが、当社の資本戦略の核心である」と強調した。
またマット・シュルツ最高経営責任者(CEO)は「採掘成長の加速と資産最適化の機会が大きい」とし、「コインベース・プライムとの関係拡大を誇りに思う。今後、ポートフォリオにメガワット級の電力を追加し、一部データセンターの代替活用案も模索する」と述べた。
クリンスパークは全米で電力価格が有利な地域を中心に複数のデータセンターを運営中だ。同社は先月6月に50 EH/sの稼働ハッシュレートを達成し、ビットコイン保有資産価値は同時点で10億ドルを突破した。