金価格下落で暗号資産が一斉上昇…ビットコイン1.42%高、リップル急騰

米株式市場が一斉に下落する中、金価格の上昇が鈍化したことを受け、暗号資産が一斉に上昇する展開となっている。

25日午前6時30分時点、暗号資産相場情報サイト「コインマーケットキャップ」によると、ビットコイン(BTC)は24時間前比で1.42%上昇し、11万3610ドル(約1690万円)を記録した。


時価総額2位のイーサリアム(ETH)は価格変動なく4171ドルで推移。3位のリップル(XRP)は4.38%の急騰となり、2.96ドルを記録している。リップルはこの日、2.80~2.99ドルのレンジで取引された。

暗号資産の上昇は、金価格の下落が背景にある。金先物は同時点で1.24%下落し、1オンスあたり3768ドルとなった。

この金価格の下落は、ジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が今後の利下げに慎重な姿勢を示したことが影響している。一般的に、金利が下がると安全資産への需要が高まり、金価格は上昇する傾向がある。
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