XIIIDは7日、親会社である BLADグループ のスコット・キム(Scott Kim)会長が10月末、パラグアイ教育科学省 のルイス・フェルナンド・ラミレス(Luis Fernando Ramírez)大臣と会談を行ったと発表した。
この会談では、AI産業の将来ビジョンについて深い意見交換が行われ、双方は十分な共通認識を形成。
BLADグループが描くパラグアイでのビジョンは、「単なる消費ではなく革新」。多くの地域が安価な電力利用に注目する中、同社はハイパースケールデータセンターを構築し、環境に優しいエネルギー資源をAI成長の原動力へと転換することを目指している。
両者は、AIがパラグアイの教育格差解消において中心的な役割を果たすべきである点で完全に合意した。
XIIID AI は、個別最適化学習を通じた教育平等化ツールとして、都市部、農村部、先住民コミュニティなど、すべての生徒が柔軟かつカスタマイズされた教育を受けられるよう支援する。
同社はAIを「教師の代替」ではなく、「教育の質を高めるための支援ツール」と位置づけている。AIが日常業務を自動化し、教育者が生徒のメンタリングや創造的・分析的思考の育成に集中できるようサポートするという。
カリフォルニア州アーバイン(Irvine, CA)に本社を置くXIIIDは、すでにコロンビアとブラジルへ進出しており、来年には南米事業の拡大とともにアラブ地域など他大陸への展開を計画している。
XIIID AIはまずナランハル市で段階的な試験運用を開始し、アルト・パラナ州を経て全国展開を進める予定だ。現在、同社の技術チームと法務チームが覚書(MoU)の作成およびデータプロトコル改善に着手している。
エドゥアルド・シャフラス(Eduardo Schaffrath)ナランハル市長は、外国人投資管理のための新たな法的枠組み整備に関してBLADグループに助言を要請。BLAD側は「技術と専門知識の共有を通じ、より強固なパートナーシップを築けることを嬉しく思う」と述べた。
最後にスコット・キム会長は、「パラグアイの未来は次世代の手にかかっており、私たちは彼らに力を与えるためにここにいます」とコメント。パラグアイ政府との協業を通じ、共に持続的な成長を目指す姿勢を強調した。

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