S＆P500、終値で史上最高値更新…ビットコインは弱気トレンド継続

米スタンダード＆プアーズ（S&P）500種指数が終値ベースで史上最高値を更新した一方、ビットコイン（BTC）は依然として弱気トレンドから抜け出せていないとニュース1が報じた。

24日午前8時43分（現地時間）、コインマーケットキャップ基準の海外ビットコイン価格は、前日同時刻比1.12％安の8万7441ドル（約1362万円）を記録した。


前日には8万8000ドル台で推移していたビットコインは、この日午前、一時8万6000ドル台まで下落。米株式市場が史上最高値を更新しラリーを続ける中でも、仮想資産市場は弱含みの展開が続いている。

23日（現地時間）、ニューヨーク証券取引所（NYSE）でS&P500指数は前日比0.46％高の6909.73で取引を終え、終値としての過去最高を更新した。取引時間中には、史上最高値である6920.34に迫る場面も見られた。

同日、ナスダック総合指数とダウ工業株30種平均もそれぞれ0.57％、0.16％上昇。エヌビディア（NVIDIA）やブロードコムなど大型テクノロジー株が相場をけん引した。

ミグノレットの仮想資産アナリストは「仮想資産市場の下落局面の核心は、世界最大の取引所バイナンスの先物市場で、価格が上昇する一方で買い勢力が減少する乖離現象にある」と指摘。「2021年の上昇相場末期と非常によく似ているが、明確な改善の兆候はまだ見られない」と分析した。

さらに「アクティブウォレットアドレス数が急激に減少しており、この指標は店頭取引（OTC）活動と密接に関連している」とし、「市場全体の取引活力が低下していることを示している」と説明。「回復にはなお時間を要する可能性が高い」との見方を示した。
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