ビットマイン、年末の売り圧力の中、イーサリアム3万2938個を追加購入
ビットマイン、年末の売り圧力の中、イーサリアム3万2938個を追加購入

年末の税金損失売りと自動売買価格上昇を制限する中で、ビットマインが攻撃的なイーサリアムの買い集めを続けている。

イーサリアム財務戦略企業のビットマイン·イマージョン·テクノロジーズ(BitMine Immersion Technologies)は2025年の最後の週を控えて、9760万ドル(約153億円)規模のイーサリアム(ETH)を追加で購入したと、30日(現地時間)にコインテレグラフが報道した。
クリプト市場が年末を迎えて、全般的に様子見の姿勢を見せている中で行われた大規模な購入になる。

オンチェーン分析会社のナンセン(Nansen)のデータによると、ビットマインは同日だけで3万2938ETHを購入した。ビットマインの総イーサリアム保有量は407万ETHに増えて、これは約120億ドル(約1兆8793億円)規模に相当する。

ビットマインは追加で11万8944ETHをステーキングし、株主のためのパッシブインカムを創出する戦略も持続している。

今回の購入は、年末になるほど圧縮される仮想通貨市場環境の中で行われた。ビットマインのイーサリアム戦略を総括するトム·リー(Tom Lee)氏は、このような価格不振の背景として、米国内の税金損失売りの増加を挙げた。同氏は「年末の税金損失と関連した売りが仮想通貨と仮想通貨関連の株式価格を引き下げており、この効果は普通12月26日から30日の間に最も大きく現れる」と述べた。個人と機関投資家が年間の税金を減らすために収益が出た資産と相殺する目的で保有資産を売却する動きが年末に集中するという説明だ。

ファンドストラット(Fundstrat)の共同創業者でありマネージングパートナーでもある同氏は、「クリスマス期間中に機関投資家の取引が減った点も価格に影響を及ぼした」と付け加えた。これにより、自動化されたトレーディングボットの割合が高くなり、変動性が制限されたという分析だ。コインゲコのデータによると、このような売り圧力の中で仮想通貨全体の時価総額は、最近2週間で約3兆ドル(約470兆円)の水準で停滞している。
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