ビットコインが9か月ぶりの最安値に達し、ETF投資家ら「停滞」···機関資金も揺らいでいる
ビットコインが9か月ぶりの最安値に達し、ETF投資家ら「停滞」···機関資金も揺らいでいる

米国上場の現物ビットコインETFの平均購入単価が現在の価格を上回りながら、ETFを通じてビットコインに投資した資金のかなりの部分が損失区間に入ったと、2日付け(現地時間)で「コインテレグラフ」が報道した。

週末の急落後、ビットコインはこの日の取引開始直後に7万4600ドル(約1155万円)まで下落し、約9か月ぶりの最低水準を記録した。
ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)のリサーチ総括アレックス・ソーン(Alex Thorn)氏は最近、ETFの資金の流れと保有状況を根拠に「現在の価格水準では平均的なビットコインETFの購入が損失状態に置かれている」と評価した。

「コイングラス」によると、米国のビットコインETF商品の総運用資産規模は約1130億ドル(約18兆円)だ。「ビットボ(BiTBO)」の集計によると、これらのETFが保有するビットコインは約128万個で、これをもとに算出したビットコイン1個あたりの平均購入単価は約8万7830ドル(約1361万円)と推定される。現在のビットコイン相場と比較すると、ETF投資家の多くが購入価格に対して損失を被っていることになる。

価格の下落とともに資金の流出も続いている。ビットコインは31日、約8万4000ドル(約1301万円)で取引されていたが、2日の始値は7万4600ドル(約1155万円)付近まで約11%下落した。同期間に米国で上場している11銘柄の現物ビットコインETFでは、直近2週間で総額28億ドル(約4336億円)の純流出が発生した。先週だけで14億9000万ドル(約2307億円)が流出し、その前の週にも13億2000万ドル(約2044億円)の資金流出が集計された。

ただし、機関投資家の態度は比較的堅調であるとの評価も出ている。アレックス・ソーン氏は「機関投資家は依然としてビットコインを保有している」と述べ、「ETFの累計純流入規模はピーク時と比べて12%の減少にとどまる一方、同期間のビットコイン価格は約38%下落した」と説明した。価格調整幅に比べて機関資金の流出は相対的に制限されていることを意味する。

それでも市場では弱気相場への突入の可能性に対する懸念が高まっている。
LVRGリサーチのディレクターであるニック・ラック(Nick Ruck)氏は、「回復が遅れる場合、ビットコインは本格的な弱気局面に入る可能性がある」と警告した。同氏は「ビットコインがマクロ経済の不確実性の中で7万6000ドル(約1177万円)前後まで下落し、仮想通貨市場全体の売り圧力が続いている」と指摘した。
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