ステーブルコインの規制が行き詰ると、妥協策を出した企業···銀行の参加拡大に関する議論が浮上
ステーブルコインの規制が行き詰まると、妥協策を出した企業···銀行の参加拡大に関する議論が浮上

米国議会で仮想通貨の市場構造に関する法案の審議が遅延したことを受け、業界はステーブルコインの役割調整などの妥協案を提示し、立法の突破口を模索している。

「コインテレグラフ」によると5日(現地時間)、最近仮想通貨企業がステーブルコインの利子提供問題に関する譲歩案を提示し、米議会で審議中の市場構造法案の議論再開を試みていることが伝えられた。
この法案は既に下院を通過しているが、上院では交渉が遅れており、特にステーブルコインの発行者が利用者に利息を提供することができるかどうかが重要な争点となっている。銀行業界はこのような補償が既存の預金商品と競合し、資金の流出を招く恐れがあると懸念を示している。

業界は法案通過を助けるための妥協策として地域銀行の役割拡大を提案したと、「ブルームバーグ」は伝えた。例えば、ステーブルコインの準備金を地域銀行に預けるよう要求したり、銀行が独自のステーブルコインを発行できるように仮想通貨企業と協力構造を作る案などが議論されている。

一方、最近ホワイトハウスで仮想通貨業界と銀行関係者が会合して議論したものの、合意には至らなかった。上院銀行委員会のティム・スコット(Tim Scott) 委員長は、「フォックスニュース」のインタビューで、仮想通貨企業の補償提供自体は肯定的に評価しつつも、「銀行のように広告したり、預金商品と誤認させるような宣伝は許容されるべきではない」と強調した。同委員長は預金の大規模な流出の可能性については現実性が低いと見て、「今後、銀行業界と追加の議論を続ける計画」と明らかにした。

現在、市場構造法案は上院農業委員会で共和党の草案をもとに議論が進められているが、民主党の支持を確保できていない状態だ。この法案は委員会の段階は通過したが、最終的な立法のためには上院本会議で最低7人の民主党議員の支持が必要だ。同時に上院銀行委員会がより厳格な別の修正案を提示しており、両バージョンの調整も必要な状況だ。
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