まず、各事務所の“ギャラ事情”について話題が及ぶと、よく所属タレントが「ギャラが安い」とネタにする吉本興業の陣内智則(所属はよしもとクリエイティブ・エージェンシー)は、「吉本は本当に(事務所:タレントの取り分が)9:1なんです。
それを裏付けるエピソードとして陣内は、以前放送されていた人気お笑いネタ番組『エンタの神様』(同)に出演していた際のギャラを引き合いに出し、当時陣内としては破格のギャラをもらって喜び、共演していた人力舎所属のお笑いコンビ・アンジャッシュ(児嶋一哉、渡部建)に同番組出演のギャラを聞いたところ、児嶋と渡部のそれぞれが陣内の倍額ずつもらっていることを知り、陣内のギャラの安さに児嶋と渡部から「え? 嘘でしょ?」と驚かれたという話を明かした。
太田プロダクション所属の土田晃之も、「うちの事務所も(事務所:タレントの取り分が)7:3って謳ってるんですよ。でもトリックがあって、大元の値段がわかんないんですよ。(金額が)手書きで書いてある」と疑問を感じている様子を見せた。
また、週刊誌などでよく公表されているタレントのギャラ一覧について、陣内と土田は「あんなもん嘘ばっかりですよ」と語気を荒げたが、土田は、人気のベテランタレントたちのギャラについては、噂で聞く金額と近いため、「ひょっとしたら俺らもあれ(=週刊誌に書かれた金額)ぐらいもらっているのかもしれない。なぜ手元にこないんだ? プロダクションめ!」と、不透明なギャラのシステムに苦言を呈した。
ただ、土田は「吉本は、ガソリン代と高速(道路)代と宿泊代を出してくれるのは羨ましい」と語り、先日も、次の日に地方で朝早くから撮影スタートのロケなため、「自腹で前乗りしなきゃ」と思いホテルに自分で電話をかけていたら、側にいた吉本所属のFUJIWARAに「(事務所が)連絡してくれないの?」と驚かれたという。
ほかにも、各事務所のおかしな点というテーマでは、矢作兼(おぎやはぎ)は自身の所属する人力舎について、「マネージャーが営業しない。うちの事務所は全員(社内で)座ってるの。
ちなみに矢作によれば、俳優・竹中直人やお笑いトリオ・B21スペシャルのように、人力舎所属のタレントは売れると同事務所を辞めてしまうといい、その理由について、「(タレントが売れると事務所が)手に負えないだって。月に(ギャラが)いくらってのがあるの、いくら以上稼いじゃうと、そういうタレントのマネジメントの仕方がわからない」と内部事情を明かした。
また、ジャニーズ事務所所属の中居正広(SMAP)は、「(デビューしてから)25年間、ジャニーズ事務所に行ったことがない。中に入ったことがない。社員さんに会ってもわかんないし、SMAPのマネージャー以外は誰がいるか知らない」と、意外な事実を明かした。
加えて、どうすれば同事務所所属のタレントになれるのかを聞かれた中居は、「ジャニーズは募集は一切してない。(同事務所創業者で現社長の)ジャニー(喜多川)さんが、(送られてきた履歴書の束を)パッと見て、たまたま『こいついいな』って思った人間には、返事してる。
番組内ではこのほかにも、各事務所の“マネージャー事情”も明かされ、現場でもあまりマネージャーが付かないという吉本の陣内は、「(中国)北京現地集合、ひとりでですよ」「収録のスケジュールの紙しかもらえず、先日現場に行ったら、自分が、石田純一さんや中尾彬さんなど錚々たる人たちが出演する2時間特番のMCだった。紙にはMCの説明は一切ない」と、苦言を口にするシーンも見られた。
タレントたちの“証言”から、芸能事務所により三者三様の“事情”があることがうかがえた。
(文=編集部)
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