この連載企画『だから直接聞いてみた for ビジネス』では、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問(?)を、当事者である企業さんに直撃取材して解決します。今回は人気放送作家の林賢一氏が、セルフプレジャー・アイテム「iroha」に関する謎について迫ります。
【今回ご回答いただいた企業】
女性用セルフプレジャー・アイテム「iroha」のメーカー、典雅様
最近、よく「セルフプレジャー」なるワードを聞くようになった。
初めて耳にした時は、「自己啓発のことか?」と思ったりしたが、「アラサー女子の『セルフプレジャー』事情」などの文脈が前後についていたため、すぐさま理解できた。要するに自慰である。
「ワーディングだけで強引にほんわかしたイメージにして、何がセルフプレジャーだ」などと思ったのは一瞬だけで、すぐにその中身が気になってしまうのだから、男はバカな生き物である。
そして、このワードに「アイテム」が加わると、ある商品のキャッチコピーになることも知った。
そう、今年3月に発売された女性用セルフプレジャー・アイテム「iroha」である。この「iroha」は、男性用セルフプレジャー・アイテム「TENGA」でおなじみの典雅が開発した商品というではないか。これは期待できるぞ。何に期待できるのかよくわからないが、期待できる。期待させてくれ。
ところで、この「iroha」は、典雅で開発されたということは、その中の女性社員が企画したのだろうか。それとも男性社員が考えたのだろうか? もともと男性用セルフプレジャー・アイテムしか作っていなかった会社だけに、どういった経緯で開発されたかが気になる。
そこで、典雅irohaお客様相談センター様に直接聞いてみた。
「セルフプレジャー・アイテム『iroha』は、女性だけで開発しているのですか?」
担当者 女性の開発チームが開発を担当しておりまして、スタッフの中には男性もいますが、使用感やデザインなどに関しては女性のスタッフが決めております。
--ちなみに、「TENGA」の開発スタッフとメンバーは同じですか?
担当者 同じ典雅という会社でつくっておりますので、両方に携わっているスタッフもおります。
--開発の途中では、社員の人だけが試すのでしょうか? それとも一般の人も試しているのですか?
担当者 申し訳ありませんが、そちらに関しましてはお答えいたしかねます。
--では商品に関してですが、振動の強さを「弱・中・強」で選べるようになっていますが、その加減はどのような基準で決めているのですか?
担当者 特定の人を基準にしているわけではありません。一応、「iroha」と「iroha FIT」につきましては、「弱・中・強」の3段階、「iroha mini」の振動は1種類となっております。
--例えば、「弱」でも痛みを感じるなどの不安はないのでしょうか?
担当者 個人差がありますので明言はできないのですが、振動が強いと感じられましたら、優しく当てる、下着の上から当てるなど、振動の強さを調整できるかと思います。
--ありがとうございました。
つい余計なことまで聞いてしまったが、「iroha」は女性を中心に開発しているとのこと。その会議風景を想像するだけで……自粛。
今後、「iroha」が「TENGA」と共にどのように進化していくのか、楽しみである。
(文=酒平民 林賢一/放送作家、脚本家)
・林賢一(はやし けんいち)
1979年、五反田生まれ。
映画監督・入江悠と仲間たちが映画を愛する人々へ贈るメルマガ【僕らのモテるための映画聖典】(http://www.mag2.com/m/0001320971.html)で「新作映画のカット数を数える」という無謀な連載中。是非ご一読を。
【今回ご回答いただいた企業】
女性用セルフプレジャー・アイテム「iroha」のメーカー、典雅様
最近、よく「セルフプレジャー」なるワードを聞くようになった。
初めて耳にした時は、「自己啓発のことか?」と思ったりしたが、「アラサー女子の『セルフプレジャー』事情」などの文脈が前後についていたため、すぐさま理解できた。要するに自慰である。
「ワーディングだけで強引にほんわかしたイメージにして、何がセルフプレジャーだ」などと思ったのは一瞬だけで、すぐにその中身が気になってしまうのだから、男はバカな生き物である。
そして、このワードに「アイテム」が加わると、ある商品のキャッチコピーになることも知った。
そう、今年3月に発売された女性用セルフプレジャー・アイテム「iroha」である。この「iroha」は、男性用セルフプレジャー・アイテム「TENGA」でおなじみの典雅が開発した商品というではないか。これは期待できるぞ。何に期待できるのかよくわからないが、期待できる。期待させてくれ。
ところで、この「iroha」は、典雅で開発されたということは、その中の女性社員が企画したのだろうか。それとも男性社員が考えたのだろうか? もともと男性用セルフプレジャー・アイテムしか作っていなかった会社だけに、どういった経緯で開発されたかが気になる。
そこで、典雅irohaお客様相談センター様に直接聞いてみた。
「セルフプレジャー・アイテム『iroha』は、女性だけで開発しているのですか?」
担当者 女性の開発チームが開発を担当しておりまして、スタッフの中には男性もいますが、使用感やデザインなどに関しては女性のスタッフが決めております。
--ちなみに、「TENGA」の開発スタッフとメンバーは同じですか?
担当者 同じ典雅という会社でつくっておりますので、両方に携わっているスタッフもおります。
--開発の途中では、社員の人だけが試すのでしょうか? それとも一般の人も試しているのですか?
担当者 申し訳ありませんが、そちらに関しましてはお答えいたしかねます。
--では商品に関してですが、振動の強さを「弱・中・強」で選べるようになっていますが、その加減はどのような基準で決めているのですか?
担当者 特定の人を基準にしているわけではありません。一応、「iroha」と「iroha FIT」につきましては、「弱・中・強」の3段階、「iroha mini」の振動は1種類となっております。
--例えば、「弱」でも痛みを感じるなどの不安はないのでしょうか?
担当者 個人差がありますので明言はできないのですが、振動が強いと感じられましたら、優しく当てる、下着の上から当てるなど、振動の強さを調整できるかと思います。
--ありがとうございました。
つい余計なことまで聞いてしまったが、「iroha」は女性を中心に開発しているとのこと。その会議風景を想像するだけで……自粛。
今後、「iroha」が「TENGA」と共にどのように進化していくのか、楽しみである。
(文=酒平民 林賢一/放送作家、脚本家)
・林賢一(はやし けんいち)
1979年、五反田生まれ。
放送作家/脚本。学生時代から古舘プロジェクトで修業。
映画監督・入江悠と仲間たちが映画を愛する人々へ贈るメルマガ【僕らのモテるための映画聖典】(http://www.mag2.com/m/0001320971.html)で「新作映画のカット数を数える」という無謀な連載中。是非ご一読を。
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